〇芋つる植えのための準備作業
(中耕前の畑)
前二日間とは打って変わって、今日は朝から上天気です。しかし寒気の影響でしょうか、吹く風は肌に冷たく感じられましたが、畑での作業は汗もでず格好の農作業日和となりました。今日は10日ほど後に迫った芋つる植えの準備作業を、教育委員会の松原、赤石両主事さんと一緒に行いました。農作業に手馴れた木曽さんが春先の異動で本庁へ転勤になり、松原さんと赤石さんが中心になって今年度の双海町こども教室ふるさと体験塾を取り仕切るのです。
私はその実行委員長をしていることもあって、春先から土作りや苗床作り、それに種芋伏せなどを行ってきましたが、残念ながら春先の異常気象に翻弄されて芋つるの生育が悪く、このままではつるを買わねば足らないようですが、まあこれも仕方がないことと諦めています。
幸いなことに松原主事さんは中山町の農家の長男なので、今日も自分の家の耕運機をトラックに積んでやって来てくれました。そんなに広くもない畑でも人力で草取りや耕すのは容易なことではないと思っていただけに大助かりで、1時間もすれば中耕した畑が出来上がりました。この畑で芋を作るのは早くも5年目です。最初の年に猪に全部を食べられた苦い経験も過去のものとなり、今では立派な芋が秋には収穫できるのです。
人間牧場の芋畑は急峻な地形の畑なので、耕運機を下ろしたり上げたりするのにかなり注意を要します。怪我でもしたら大変なので注意を払ってやりました。松原さんは手馴れていますが、斜面の足元が悪いため勢い余って下の畑まで落っこちてしまいました。幸い私と赤石さんがロープを引き、松原さんの運転で元の場所へ上手くあげることができてホッとしました。わが農園にも大洲の亀本さんからいただいた耕運機があるのですが、残念ながら故障中なので、早急に修理に出したいと思っています。
人間牧場の隅の木に柴餅用に使うサンキラという植物の葉っぱを見つけました。日ごろは妹が経営する海産物屋で売っている蒸しパンの下に敷いて使うので、一昨年あたりから時々収穫して手助けをしているのですが、できれば22日の芋つる植え作業の時に柴餅でも作って、子どもたちに食べさせると喜ぶかも知れないなどと、3人で話し、出来るかどうか検討することにしました。
季節は巡り、人間牧場も5年目の初夏を迎えようとしています。ミツバチも元気、遅れていた農作業もひとまず追いつき、草も第一回目は全て刈り終わりました。順調に行けば今月末には梅の実の収穫もやって来ます。また寒さで遅れていた蕗も大きく伸びて収穫の時を迎えています。残念ながら今年はお茶の葉の摘み取りと製茶はまだ手付かずのままです。何とかと思いつつ忙しくなった予定表を見ながらため息をついているこのごろです。
「下準備 畑耕す 耕運機 十人力の 強さを発揮」
「十日後を 目当て算段 するものの 肝心のつる 未だに伸びず」
「手馴れてる さすが農家の 長男は 段取り良くて 作業スムーズ」
「世の中は 色々あるが つじつまが 合うよう出来て いると感心」