〇珍しい現象(その2)・ストーブが巣箱?
人間牧場をオープンして5回目の春を迎えました。人間牧場そのものがアウトドアー感覚を目指しているので、人間牧場では様々な動物との出会いがあります。これまでに人間牧場で起った出来事は何といってもサツマイモを全部食べられた猪と、水平線の家の外壁に穴を開け続けているキツツキです。いずれも人間様の言うことなど聞かずかって放題をしていますが、猪は網囲いで何とか猪に知恵で勝ったものの、キツツキは昨日もドリルのような鋭い口ばしでせっせと穴を開けていました。
昨日草刈の手を休めて水平線の家の冷蔵庫からお茶を取り出し水分補給をしていたところ、何やらガサガサ音がするのです。ネズミかな?、あるいはツバメかな?と思って傍耳を立てていると、どうやら薪ストーブの中のようなのです。じっと観察していると時々羽ばたきしている音でした。恐る恐るストーブの焚口の扉を少し開けて見ると、小鳥が灰の中で暴れていました。「えっ小鳥が?、何処から?」と疑問符ばかりです。3月の最初にストーブを焚き終わってからは火入れをしていないため、ストーブの煙突から進入したものと思われるのです。
蜂の分封で興奮していた矢先の出来事なので、たまたまデジカメをポケットに入れていたので今度は小鳥の撮影です。
(小鳥は迷路に入ったためか、少々疲れて羽根を休めておとなしくしていました)
(手に取りじっくりと観察しました)
動物好きの孫朋樹がいれば喜ぶのにと思いつつ、野生の小鳥は餌付けが難しいので、外に出て思い切り大空に飛ばせてやりました。小鳥は嬉しそうに羽ばたき自然の中へ帰って行きました。人助けならぬ小鳥助けで何かいいことをしたような気分になりました。
何年か前、わが家の郵便受けに小鳥が巣を作り子育てをしたことがあります。その間郵便受けには郵便物や新聞を入れないように郵便局や新聞店にお願いしたりして、無事雛が孵って巣立ったこともありました。まさかストーブの中に入るとは夢々思っていなかっただけに、この珍事をブログのネタとして書いた次第です。
これまで忙しいことを理由に、自然との語らいが殆どなかった私ですが、動植物や気候など身の回りの小さな出来事がどんどん伝わって、ドキドキ・ハラハラ・ジーンとするような場面に出くわします。それはそれとして自分自身の人間性が回復した証でもあると喜びながら、今日も自然とともに生きています。
「ストーブに 小鳥一匹 迷い込む 私驚き 小鳥驚く」
「何という 鳥かも知らず 大空に 放してやると 羽根を広げて」
「動物や 植物出会い 愛おしい われも自然に 近づいたのか」
「蜂小鳥 われに感動 与えたり 日めぐり自然 心回復」