shin-1さんの日記

○数字が示す驚くべき実態

 ある雑誌に以下の数字がクイズのような形で載っていました。この数字一体何を表す数字だと思うでしょう。

 ①4~5万人

 ②300kgと180kg

 ③28%

 ④5800万トン

 ⑤1940万トン~1200万トン

 何のコメントもせず、ヒントも出さず、この数字を見ただけで答えを求めても多分正解者はいないと思うのですが、結構考えさせられる数字だけに目に留まり、コラムをスクラップしました。まず考える前にヒントを出しておきましょう。この数字は食糧問題です。

 ①の4~5万人は飢餓が原因で1日に亡くなる人の数です。これを単純計算すると1分間で35人もの人々がお腹をすかせたまま亡くなっているのです。②ですが、地球上で生産される穀物の量は20億トン生産されていますが、これを世界人口65億人で割ると1人当たり300㎏です。ちなみに標準量は一人当り180㎏ですから、計算上は満ち足りているのですが、日本人は必要なカロリーより26パーセントも多く食べているし食べ過ぎ人種なのです。

 穀物を食べるのは何も人間だけではなく家畜だって食べます。先進国では全体の60%が家畜の餌になっています。牛肉は1kg創るために8㎏の穀物、豚肉1kgは穀物4kg、鶏肉1kgは穀物2kgも使っているのです。世界の20%にも満たない先進国に住む人間が世界の半分の穀物を消費しているのです。

 日本の穀物自給率は③の28%で、70%を輸入に頼っています。そして④の年間約5800万tを輸入しながら実はその3分の1に当る⑤の1940万t捨てています。思いつくのは外食産業の大量廃棄、1200万tは各家庭からの残飯廃棄なのです。日本のことを残飯大国というのだそうですが、食べ過ぎ、買い過ぎ、捨て過ぎな日本が、食糧戦争で外から食糧を断たれたら一体どうなるのでしょう。試算によると1年後3000万人が餓死するのだそうです。

 答えです。

 ①飢餓のため1日に亡くなる人の数

 ②日本人の1年間の穀物消費量と世界レベルの標準量

 ③日本の穀物自給率

 ④日本の1年間の穀物輸入量

 ⑤日本の1年間の食糧廃棄量と家庭からの廃棄量

 この数字を見て他人事と笑うわけにはゆきません。メタボリック症候群や肥満が話題になっていますが、外国から見れば日本のこれらは贅沢病でしかないのです。今一度自分鯛の暮らしを見つめ直し、無駄な買い物をしない、食べる量を減らす、食べ残しをしないことを基本にしたいものです。脂身の美味しい肉や季節外れの食材に手を出さないよにしたいものです。旬は安くて上手いし、もったいないという日本の言葉を噛みしめたいものです。

  「愚かだな 数字を見つめて 思うこと いつの間にやら 飽食日本」

  「そういえば 残飯多くなりました ゴミを出すのに 金まで出して」

  「俺だけは 大丈夫だと 思ってる それが危ない 日本の怖さ」

  「なるほどと 思うが直ぐに 忘れ去る のどもと過ぎて 暑さ忘れる」

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shin-1さんの日記

○三つの間の中で生きる

 私たちは人間・時間・空間という三つの間の中で生きています。いずれも大切な間なのですが意識をしないと三つの間とも見過ごして、何となく時や季節が過ぎて何となく生きてしまうのです。人生を充実したものにするためにはこの三つの間という意識をしっかりと持って、考え行動しなければなりません。とりわけその第一歩は人間について考えることです。人間についてはそれぞれの考えがありますが、人間を考える場合自分と他人という対立軸のそれぞれを考え、その対立軸を対話・対動軸で考える3つの方法があるようです。

 ①自分を知り、自分の中の人間的流れをよくする

 「自分って何者」と訪ねられたら皆さんはどう答えるでしょう。人間は悲しいかな自分本位、すなわち自分の尺度で人や物を見るという悪い癖を持っています。だのに以外と自分のことが良く分らないのです。時折他人から「あなたはこんな癖や特長を持っている」と指摘され、初めて自分の愚かさや短所、長所に気付くことは以外と多いのです。自分という極めて本質的な部分が分らないまま生きてきた自分にとっても、自分を見出す絶好の機会だと思ってこの記事を書いていますが、考えれば考えるほど自分が分らなくなって、自閉的になりそうなのです。人間は自分というもう一人の自分と常に心の中や頭の中で対話しながら生きている事に気づくまではスキルアップしましたが、じゃあ「もう一人の自分とは一体何者」なのでしょう。もう一人の自分が弱い人間は自制が効かず悪い事をします。逆にもう一人の自分が強いと相関関係が禅の道に働きいい考えや行動が出来るのです。

人間は体と心と言葉によって成り立っています。体を健康にしてリラックスさせることが出来れば、知識のインプットも知恵のアウトプットも可能になります。心がオープンマインドになれば考えがポジティブになって心の流れが良くなります。また言葉は心を写す鏡だし、人に影響を与える最大の武器ですからいい言葉を発せられるように常日頃から訓練しなければなりません。夫婦喧嘩も親子喧嘩も、隣喧嘩も元はといえば何気ない言葉のやり取りが原因で起こる場合が多いのです。

 ②他人を知る

 相手は刻々と変化します。対象となる人も変わるし、人の体も心も言葉も自分の変化と同じように間断なく変化しているのです。相手を知る、いわば他人の心の扉を開くには相手の立場になって考えることが第一です。心を許してもらえるためには相手を認めなければなりません。人間は相手に認められることくらい嬉しいことはないのです。日々の暮しを反省し自分を知る努力をすることが相手を知ることにつながる早道かも知れません。①で述べた自分を知ることは②の他人を知ることと相関関係にあるのです。

 ③対立軸から対話・対動軸へと人間関係を変化させる

 対話・対動軸にするには優れたコミュニケーション能力が求められます。人間関係は言葉だけではありません。時にはお金や物や情報によってお互いがエネルギーを交換しています。でもそれがただ単なるお金や物や情報だけだと、冷めた人間関係で終わってしまうのです。信用とはそこに人間としての温かさを加味したものだと思うのです。結局人間はいい人間関係を築いた人のみがいい人生を手に入れることが出来るのです。

  「あの人に 出会って今の 俺がある そんな自分に なりたいものだ」

  「自分とは 一体何者 自問する 答えも見えず 今日の今まで」

  「喧嘩して 後で気が付く 馬鹿の知恵 も少し相手 思えばよかった」

  「間が抜けりゃ 人・時・空も 成り立たぬ せめて人間 らしく生きたい」


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