○野菜の植え付け
伊予市の友人から電話が入り「新米出来た」「黒豆煎った」「取りに来るかい」です。縁もゆかりもないのにふとしたことから交友が始まり、こちらとしては珍しい魚が手に入ったら持参する程度しか対応できないのに、いつも気に留めてもらい、会うのが楽しみな人なのです。その人は、はい女性なのです。今日は氏神様の落成式が終り、お客さんの急な来訪をさばいて、午後から出かけて行きました。彼女の家は稲の苗を育てたり、野菜の苗を育てることを生業にしていて、年中多忙のようですが、それでもボランティア活動をしっかりとこなすあたりは見習うことの多い方なのです。家から30分もの近い場所なので、妻が用意した少しばかりの手土産を持参して出かけました。運良く外出先から帰ったところにお邪魔して、立ち話をしながら新米や黒豆の他に」キャベツ、ブロッコリーなどの野菜の苗を沢山いただきました。
さて帰ってから日が沈むまでに少し時間があるので久しぶりに野良着に着替え長靴を履いて早速野良仕事です。畑は親父が何日か前に耕運機で耕しているためクサも殆どないようでした。私はその畑に入って畝タテををしました。孫朋樹もお手伝いをするのだと長靴を履いて一緒に畑へ入りました。まるで私の腰ぎんちゃくのようにまとわりついて離れようとせず、大汗をかきながら畝を作りました。畝作りだけで夕に1時間はかかってしまいました。早速植え付けです。朋樹に苗を運ばせながらスコップで耕したばかりの畝に穴を掘り植えてゆくのですが、猫よりましで私のいうとおりキャベツやブロッコリーの苗を運んでくるので大助かりです。終りに近づいたころ親父が籾殻を倉庫から出してきて、植えた野菜の苗の側に施して行きました。こうすると籾殻が水分を吸って程よい湿り気が確保されるのです。
今日は野菜の苗の他にも秋ジャガイモの苗をいただきました。既にジャガイモの種は芽を出していますが、彼女の話だとまだまだ大丈夫のようなので植えてみることにしました。さて谷あいに位置するため日当たりのさしてよくないわが家の家庭菜園で果たして秋ジャガイモが育つかどうか心配ですが、育って欲しいという願いの基に穴を掘り植えました。昨日北海道の友人から北海道の馬鈴薯が送られてきて、今日は娘が来宅し妻と一緒にジャガイモサラダを作っていました。やはり北海道の馬鈴薯は本場だけあって美味しく食べました。2ヵ月後に秋ジャガイモを食べれるのを楽しみにせいぜい世話をしてみたいものです。
「孫の手も 猫よりましな お手伝い 汗をかきつつ 苗を配りて」
「上がり蚊が 足や首筋 狙い打ち 十月なっても 異常な暑さ」
「この苗が 育てば孫に 食べさせて お前が植えた 伝えてやりたい」
「北国の 友の送りし ジャガイモを サラダに料理 舌で鼓を」