shin-1さんの日記

○あっ、夕日が穴の中に入った

 恋人岬の突端にある穴の中にすっぽり夕日が入る写真は、このモニュメントが完成した時記念に撮影しましたが、それ以来多忙と忘却でその時期を逸していました。夕方の急な思いつきで昨日そのモニュメントに入る劇的な夕日を写真に収めることが出来ました。残念ながら孫同伴だったので行動範囲が制限される中、美しい夕日に助けられてまずまず作品が出来ました。それにしても地元カメラ愛好家の清田さんや金本さんのカメラを見ましたが、ウン10万円もする凄いカメラを持っていて、私は恥かしいようなカメラで少し控え目な撮影となりました。それでもこのカメラは私が教育長に就任するため役場を退職する時、職場の友人がプレゼントしてくれた大切なカメラですから、大事に使わなければならないと、この一年は私の相棒として大活躍なのです。

 私の一番好きなS字形の構図です。後ろの突堤と砂浜、それに恋人岬の突端が織りなすS形は絵に書いたような何ともいえない姿をしています。夕日がまだ高い位置にあるのでモニュメントの近くに寄らなければこの写真は撮影できません。夕日の光が四方に飛び散って穴が光姿は神々しいものです。

 これは二つの夕日というタイトルでもつければいいのかも知れません。モニュメントの穴が一つ、モニュメントの両端につけた突起の中に夕日を入れて撮影するとまるで二つ夕日が並んでいるような錯覚に陥ります。秋分を過ぎた頃にはこの夕日が見えるように考えたアイディアですが、まだそのような作品を見たことはありません。右の突起は春分の過ぎた頃を意識して作っています。

 上の句(夕焼け小焼けの赤トンボと下の句(負われてみたのはいつの日か)が合った場所から見た夕景です。僅か1週間程度の差ですがもう夕日はこんなに西に寄っています。それにしてもサーモンピンクの夕景は何ともいえない美しい光景ですね。向こうのウッドデッキやウッドベンチには沢山の若いカップルが陣取り、携帯電話のカメラで盛んにフラッシュをたいていました。

 恋人岬付け根で写真撮影している人も沢山いました。多分このアングルで海に尾を引く残照を狙っているのでしょう。

 やがて夕日がモニュメントの穴の中にすっぽり入りました。

 今日の撮影のとっておきの作品は「テーブルの上に置いた宝物」とでも言うべきこの一枚です。

 この一枚がラストシーン、あっという間に水平線の彼方に沈んで行きましたが、いやあ今日は堪能しました。カメラの扱いも少し慣れてきたのか、まあこのカメラではこんなものかと思えるような夕日の天体ショーでした。

  「夕日見る 自分の作った シナリオに うっとりしつつ カメラに収めて」

  「この夕日 何処にでもある ものなれど ここしか見れない オンリーワンだ」

  「この夕日 オンリーワンだ ワンダフル 誰に見せても 恥かしないよ」

  「俺の腕 こんなもんだと 失望し 時には自信 取り返しつつも」 

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shin-1さんの日記

○みんな見てね・人間牧場が来週日曜日「もぎたてテレビ」に登場します

 昨日は忙しい一日でした。南海放送の大西さんから「もぎたてテレビ」という超人気番組の取材依頼が入っていたからです。朝食を済ませ8時までに人間牧場まで行き、掃除機をかけたり風呂を沸かしたりの準備をしました。特に風呂はいつも長男が沸かしてくれるので、私にとっては始めてのことなのです。五右衛門風呂のお釜を綺麗に洗い風呂の下栓を締めて灯油ボイラーのスイッチを入れ、温水を貯めるのですが中古とはいいながら調子よくあっという間に風呂が沸きました。本当は下の焚き口から薪で沸かせばいいのですがこの度ははそんな暇がないのです。風呂の沸く間に軒下やそこら辺のくもの巣を長い箒で取り去りました。外壁にキツツキが開けた穴はこの日のために息子が大工さんに依頼してとりあえずの応急修理を上手く終えていてホッとしました。大工さんに依頼した息子もその出来具合が気になるらしく携帯がかかってきました。湯加減を確かめさあ急いで下山です。大西さんとの約束は10時に下灘コミュニティセンター前の駐車場ということだったのです。

 今回の案内役であるアナウンサーは私の大好きな野志さんです。彼とはそんなに出会っているわけでもないのに、毎週テレビに出るものですから、毎週あっているような不思議な錯覚です。でも番組で何度か知り合い、何度か取材の車を見つけてお互いに手を振った間柄ですので呼吸もピッタリ、早速ピンマイクをつけて取材開始です。私の小さな車に野志アナウンサーが同乗し、その後ろを取材の車が追いながらカーブの多い山道を登って行きました。特に急な山道を降りる最後の難関は「大丈夫ですか」と野志さんが笑うほどの狭さですから、幾ら「もぎたてテレビ」で山間僻地の取材は慣れていても驚いたに違いありません。

 「取材は自然体」、いつも私が心がけてきたことです。新聞や雑誌、それにテレビなどに格好よく取り繕ってもそれは読んだり視聴する人には直ぐに分ることなのです。大西さんや野志さんも私のその辺は百も承知で、適当にカメラを回し、適当に求めに応じて取材は続きました。

 今回の取材の目玉はロケ風呂に野志アナウンサーが入るシーンです。その姿は10月8日までのお楽しみなので多くは語りませんが、いやあ驚きました。雪のように白い野志アナウンサーの白豚姿はこれは本邦初公開、特に女性の野志ファンにとっては必見のシーンなのです。取材の合間、野志さんと人生について話し合いました。取るに足らない四方山話でしたが、華やかなマスコミの世界を生きるアナウンサーの努力と苦悩を垣間見る思いがしました。野志さんの魅力は人を包み込むような包容力だし、野志さんと話していると心の窓が全部開くような気持ちになりました。人間牧場という訳の分らぬ私の妄想的発想も野志さんはちゃんと理解し、それを私との掛け合いの中で視聴者に分り易く説明しようとしているように感じられました。スタジオでの永江アナウンサーの鋭い突っ込みも魅力です。

 やがて2時間の収録は全て終わり、手を振りながら人間牧場を去って行きました。いい番組に仕上がるといいですね。ブログを見ている皆さんにお願いです。「もぎたてテレビ」は視聴率が命です。出来るだけ多くの人に声をかけて見てください。私はこれまでNHKの全国放送「人間マップ」でさえ、その放送を見てくれなんて誰にも言ったことがないのです。でも役所を離れて1年半も経った世捨て人の戯言と思い切ってブログに「予告」を出しました。

 アナログからデジタルへ、テレビの世界もいよいよ大きく変化しようとしています。大きな変革を望まない人たちはテレビを買うのに困ると、巷ではデジタルの可能性も考えずうそぶいているようです。しかし一方で進化する情報に振り回されて自分を見失っているようにも思えます。テレビ写りが悪く(本当な写りが悪いのではなく本物が悪いのです)ラジオ向きの私としてはテレビは今でも苦手です。でもまあいいか。それなりに写っていることを期待しています。大西さん。

 山を下りよったら近所のお百姓さんが「何しよるん」、私「今日はもぎたてテレビの取材があって」、お百姓さん「ほう、こんな田舎の何を取材に来たんぞな」、私「人間牧場です」、お百姓さん「人間牧場って何ぞな」、私「今日は急ぎますので詳しいことは今度、まあ10月8日のもぎたててれびを見てくださいや」、お百姓さん「役場に言うて有線放送でも流してもろたら、みんな見るのになあ」、私「そりゃあ出来んので、あんただけでも見てくださいや」、お百姓さん「おう、見る見る9月8日やな」、私「違う違う、9月8日はもう過ぎた、10月8日ですよ、忘れんように」、お百姓さん「分った分った」てな調子です。

  「見上げます 野志アナウンサー 大きいね 俺もスターだ この日限りは」

  「もぎたての お元気ですか 永江アナ 野志に熨斗つけ 近況報告」

  「うわっ見てよ 減量したって 言うけれど 風呂釜満杯 白豚茹でる」

  「取材中 寝椅子にもたれ 昼寝する 姿何とも お疲れモード」 


 

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