○シーサイド公園周辺の景観整備
シーサイド公園の整備を始めたのは平成5年度からでした。国道のバイパスを通すついでに海を埋め立てて造成地を作り道の駅を整備する計画は、目に見えないものだから町の命運をかけた事業と位置づけて推進するも反対意見と賛成意見が拮抗してえらい難儀をしました。でも孤軍奮闘の末完成し、その後の運営も軌道に乗り希に見る成功例として極光を浴びたのでした。
シーサイド公園の整備と合わせて国道の周辺整備も目論みましたが、県管理の国道だけに私たちの思いと県の思いの板ばさみで苦心しましたが、結果的には県の献身的な努力によって素敵な景観整備が出来ました。
シーサイド公園の入口です。右折レーンもあって道路はかなりゆったりした設計です。
左脇には階段式花壇があって約千本の芙蓉が植えられています。
昔の方位を示す磁石版が埋め込まれています。
近海で獲れるお馴染みの魚がイラストで彫られ埋め込まれています。
石張りの歩道と松並木です。
ひょうたんとナマズをあしらったモニュメントが遊び心をくすぐります。
夕観所と呼んでいる東屋です。沢山の人が休憩します。特にツーリングを楽しむ単車族が多いようです。
東屋前の広場にはお洒落な車止めがあります。ここから見返ると双海町のシンボルである本尊山が美しく映えます。
夕観所横の石積み常夜灯です。
双葉公民館前の橋の欄干に陶板を埋め込んでお洒落にデザインしています。
ゆうやけこやけと書かれた石で出来た水飲み場です。
金子みすずの詩の世界や瀬戸内海のイワシの大群を思い出させるモニュメントです。
舟と白帆をイメージした巨大な石のモニュメントです。
中間の3本柱の休憩所です。
大きい石の灯篭ですが、何か口を開けているようにも見えます。
意味ありげな石のテーブルです。残念ながら松が一本枯れました。
一番最後の小ぶりな東屋です。ここもよく若いカップルがデイトをしているのを見かけます。
僅か1キロ足らずの歩道沿線の狭い場所をよくもまあこんなに立派に仕上げてくれました。勿論前面に広がる伊予灘や水平線にしずむ夕日、さらには島影の遠望はまさに景観と呼ぶに相応しい光景なのです。歩道の巾も広いし、沿線の花作りは亀の森の人たちが花守りとなって立派な花を年中咲かせてくれています。三島神社の400段を超える長い石段も中間ぐらいにあり、歩いて良し、自転車で走ってよしの自慢できる景観なのです。
「石畳 歩けば分る 心地よさ 松の緑が 目にも鮮やか」
「目をやれば 季節の花々 咲き誇り 花守り人の 心思いつ」
「瓢箪と ナマズ掘り込む モニュメント 意味も分らず 思わず撫でる」
「みすず詠む イワシの大漁 彷彿と するよな彫刻 誰が彫ったか」