〇子ども体験塾・防災キャンプ(その2)
規模を縮小して行った今年の防災キャンプの人気プログラムは、段ボールを使った住まいづくりです。これまでは各班毎にみんなが入る大きな住まいを作っていましたが、今年はリンツ―体験、つまり独り寝をするための住まいづくりに主眼を置きました。小学生低学年には多少難易度が高いプログラムですが、ジュニアリーダーがサポートしてく予想以上の成果を出してくれした。
用意した段ボールをペーパーナイフで好みの形に切り分け、ガムテープを使って組み立てて行く段ボールアートに子どもたちは夢中になり、多くの秀作を作ってくれました。作っても寝れない子どもたちのために、僅か10分間だけでしたが「お昼寝タイム」を設けると、あれほど賑やかだった子どもたちが一斉に自分の作った段ボールの家に入り、まるで水を打ったような静けさに変わり、低学年の子どもの中には本当に寝込んでしまう子も何人かいて驚きました。
新型コロナの影響で抑圧された暮らしを余儀なくされ、遊びも満足にできない子どもたちのことを思うと心が痛みますが、小さいながら仲間とともにこうした遊びを通して少しずつ成長して行くようです。来年は是非今年の成果を踏まえリンツ―体験をさせたいとスタッフで話し合いました。
今年の夕食は、防災キャンプのため、防災備蓄しているレトルト食品を市から提供を受け、ハンバーグをボイルしたり、ワカメうどんにお湯を注いだりして食べましたが、お昼のカレーライスが飛び切り美味しかったため、多少不人気でした。それでも防災食を認識することができました。
「今年から 段ボール使った 家づくり リンツ―体験 個々の個性で」
「低学年 ジュニアリーダー サポートして 立派な家が 出来上がりました」
「段ボール アクセサリーを 作ったり アイディア色々 現代っ子らしく」
「市役所で 提供受けた 備蓄食 それなり美味しく 防災キャンプ」