〇日めくり今日の言葉
25歳の時、近所のおばさんに勧められて、たった5分間の見合いをしました。その5分間に出会った相手が、自分の人生に寄り添う妻であったのですから驚きです。明くる年の昭和46年5月5日子どもの日に、私たちは自宅で結婚式を挙げ、披露宴は近くの農協の2階を借りて、200人ものお客さんを呼んで大宴会となりました。勿論当時は披露宴の料理も田舎らしく、3日間もかかって親類総出で手づくりした、心温まる宴会でした。
あれから44年があっという間に経ちましたが、私の人生において昭和19年10月3日の自身の誕生日とともに、昭和46年5月5日は忘れられない思い出の一日となりました。その日から始まった二人の人生もいつの間にか子ども4人、娘婿1人、若嫁2人孫4人に膨れ上がりましたが、残念ながら祖母・母・父を亡くし淋しくもなりました。幸い配偶者である妻は、大した病気もせずに今も元気に働いてくれています。
時には考えの違いから険悪な夫婦喧嘩もしましたが、親と同居して祖母・母・父の面倒を見てくれてあの世に送り、亭主関白と思える私のわがままと付き合いながら夫唱婦随、どうにかここまでやってこれたのは妻のお蔭と、感謝しても感謝しきれず、私のブログを妻は読まないことをいいことに、あることあること書き綴っているのです。今朝日めくりを一枚はがすと、30日「今日の一言」に、「人の持つ一番の財産は共感してくれる配偶者である」(ギリシャの詩人エウリピデス)と書かれていて、思わず納得してしまいました。
最近は歳をとったせいでしょうか、若いころのような行き違いで衝突するようなことも殆どなく、私の体を気遣って暑さ寒さや日々の食事にも気を使ってくれ、何の不足もなく毎日を過ごしています。この歳になってもまだ全国を飛び回り、家にいればいたで人間牧場や煙会所で好き勝手なことをしていても咎めもせず、むしろ「今日の一言」のように共感してくれる妻の存在は、自他共に認める財産なのです。これからの幸せは二人が心身ともに健康であることが一番です。今日は3ヶ月に1回の定期健康診断の日です。日課のウォーキングをしたらそろそろ準備をして出かけましょうか。
「五分間 見合いしただけ 配偶者 決めてあれから 44年」
「日めぐりを めくって今日の 言葉には 妻が財産 書いていました」
「縁あって 同行二人 人生を 共感歩む 妻に感謝す」
「幸せは 夫婦元気で 過ごすこと 残り少ない ゆえに気を付け」