人間牧場

〇久しぶりに鬼北町を訪ねました

 70市町村が平成の大合併で20市町になると、どの町がどの町と合併して何という名前の町になったか分らないという人もいますが、長年地域づくりに関わっている私には、70市町村も20市町も全て足を運んでいるので、そんなに違和感はありません。前回いつ訪ねたかとなると、「え~と?」と首をかしげてしまいます。広見町と日吉村が合併してできた鬼北町へは、高知県へ行く途中何度も通ってはいるものの、多分ここ3~4年ご無沙汰しているような感じがするのです。

 

公開講座のチラシ
公開講座のチラシ

DSCN1188DSCN1189 今回は愛媛県老人クラブ連合会と鬼北町老人クラブ連合会の共催による、健康づくり大学校の公開講座での講演です。海岸線を長浜まで、肱川沿いを大洲まで走り、大洲から三間インターまで高速を走ると、かつては遠かった高知県境の鬼北町へは造作もなく到着します。講演に先立ち来春宇和島で開かれる福祉祭りの打ち合わせをしたいと連絡があったものですから、会場の隣りの公民館ロビ-をお借りして、宇和島市社会福祉協議会の山本さんと酒井さんの3人で一時間ばかり大笑いしながらお話をしました。山本さんとはかなり古い付き合いですが、女性ながら課長職を務める立派な方になっていて、懐かしい話も飛び出しました。

 会場には100人を越える人が集まり、中には顔見知りの人も多く、「心豊かに生きる」という演題で90分間楽しい話をさせてもらいました。中には11月16日、お隣の三間町で講演するメンバーも来ていて、わき合いあいでした。参加者の中に宇和島水産高校の同級生平丸弘さんがいました。前日私が講演に行くというのでわざわざ電話を入れてくれて、会場で会うのをお互い楽しみにしていました。平丸さんは県の漁業取り締まり船の船長さんでしたが、既に退職し地元で公民館長や民生委員などをしながら悠々自適の暮らしをしています。

 講演後自宅が会場の近くであるため立ち寄るよう進められ、ほんの少しだけ立ち寄らせてもらいました。奥さんも在宅中でお互い懐かしい思い出を振り返りました。私の遊学した宇和島水産高校はその性格から、私や平丸さんのような特業科の卒業生は、船乗りが殆どなので、同級会などまだ一度もしたことがなく、出会いも殆どないのですが、平丸さんは毎年趣味で育てた洋ランの花をあしらった年賀状を届けてくれる律義者です。奥さんもどこかで私の講演を聞かれているようでした。この歳になると昔のことが懐かしく思い出されます。青春時代を宇和島で過ごした思い出は、私の原点なのでいい出会いに感謝の一日でした。そうそう親友二宮美日さんもお土産を持って駆けつけてくれました。

  「合併で 誕生した町 鬼北町 久々訪ね 懐かし顔々」

  「船乗りが ゆえに久々 同級生 50年前 昨日のように」

  「高齢者 100人越えて 集う会 思いを込めて 楽しく話す」

  「県境の 遠い町だが 高速の お蔭であっと いう間到着」

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人間牧場

〇女心と秋の空

 「女心と秋の空」という言葉の意味が色恋に鈍感な私には中々分りません。多分変りやすい女心ことを言うのでしょうが、一昨日や昨日の晴れ渡った秋の空を見ていると、そんな言葉をまったく感じさせない雰囲気でした。昨日は中秋の名月を楽しむためにシーサイド公園の恋人岬で観月会が催されましたが、私もその準備のお手伝いをするために会場に行き、久しぶりに夕闇迫る秋の夕日夕やけを堪能するほど見ましたが、「女心と秋の空」とはこんな様を言うのかも知れないと思うほど、ゆっくりと変化していました。

綺麗な秋空
綺麗な秋空
恋人岬のモニュメント
恋人岬のモニュメント

 秋の空は夕日夕やけの美しさもさることながら、空いっぱいに広がる雲はとても美しく、持っていたデジカメを使って移り行く自然の情景を何枚も写真に収めました。本当は子どもたちが買ってくれた一眼レフのカメラを使って撮影したいのですが、お粗末ながらカメラを5月のゴールデンウィークに買ったというのに、まだ一度も使わず書斎の棚の隅で埃をかぶっているのです。今はブログを書くためにデジカメを日常的に持ち歩いていますが、そろそろ使いこなせるようにしたいものだと思っています。

タンデム飛行する高木さんのパラグライダー
タンデム飛行する高木さんのパラグライダー

 秋分の日を中心にしたこの時期は、恋人岬のモニュメントの穴に綺麗な夕日が入るのが見えます。勿論この仕掛けは私が造ったものですが、昨日は砂浜に下りて様々な角度から観察してみました。昨日は親友の高木さんが山の上からパラグライダーでタンデム飛行(二人乗り)して砂浜に着陸する瞬間にも出会いました。高木さんはもう20年を越えて双海町の空をパラグライダーで飛び続けていますが、最近はパラグライダーで飛行しながら空中写真を撮り続けているようで、見せてもらいましたが、中々の腕前でした。近々パラグライダーに乗せてもらう約束をしました。

西の空の小焼け雲
西の空の小焼け雲

 穏やかな瀬戸内の海、美しい双海の夕日夕焼け、恋人岬に集う人々、空の変化など、どれも素晴らしく、生きていることの実感を感じさせてくれました。昨日空を見ていると中年の女性がモニュメントを見ながら涙ぐんでいました。聞けばモニュメントに掘り込んだ少年の像が、重度の身体障害で若くして亡くなった、息子の姿に似ているというのです。それから約20分間、私は見知らぬその女性の苦労話を聞かされる羽目になりましたが、この女性のように癒しを求めてやって来る人もいるのです。また一時間以上も手をつないだまま移り行く秋の情景に身を委ねているカップルもいました。この施設を造った張本人としてはこんな嬉しいことはなく、冥利に尽きました。

「秋の空 雲それぞれに
西東 見飽きず口開け ポカンと過ごす」

「大空に 突然飛行 物体が パラグライダー 砂浜降り立つ」

「この景色 癒されたくて やって来た 見知らぬ女性 涙流して」

「モニュメント 穴にスッポリ 夕日入る 造った本人 感動見入る」

 

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〇スズメバチの襲来

 わが家の裏には私がやっている養蜂のための蜜蜂の巣箱が5~6箱置かれています。蜂蜜を採集し終えた今頃から来春4月まではシーズンオフなので、別にすることもないのですが、普通の年だと空き家状態になっている巣箱に、今年は蜜蜂が2~3箱残っていて、蜜蜂が冬越しの準備をしています。蜜源の少ないこの時期なのでシーズンのような飛び方はしていないものの、慎ましやかに出たり入ったりしているようです。

ツマアカスズメバチ
ツマアカスズメバチ
ミツバチの巣箱の前に陣取って蜜蜂を狙うスズメバチ
ミツバチの巣箱の前に陣取って蜜蜂を狙うスズメバチ

 ところがつい最近、黄色スズメバチに加え大スズメバチがやって来て、巣箱の前に陣取って、蜜を抱えて帰ってくる蜜蜂を狙い、空中捕獲して食べてしまうのです。スズメバチは肉食であることは知っていますが、遠目でよく見ると捕獲は俊敏で、一瞬の隙を突いて捕獲して飛び去るのです。ところがそのままほおっておくと味を覚えたスズメバチが次から次へとやって来て、ついには巣箱の入口までかじって中へ入り、蜜蜂を根こそぎ食べてしまうのです。

 私はスズメバチを見つけたらその都度100円ショップで買った虫取り網で掬いとって殺していますが、取っても取っても追いつかないというのが正直なところです。3日前には私の留守中息子が私の代役を務めて捕獲しようとしたところ逆襲に合い、頭の天辺を刺されてしまいました。スズメバチは刺し所が悪いと死に至ることだってあるので注意をしなければなりません。昨日夕方テレビを見ていると、九州壱岐対馬辺りではツマアカスズメバチという韓国系の新たなスズメバチが繁殖しつつあるそうです。

 このスズメバチは日本の在来スズメバチとは様子が異なり、どう猛で刺された人が紹介されていましたが、普通の蜂は一度刺すと死んだり二度と刺しませんが、ツマアカスズメバチは何度でも刺す悪どい蜂のようで、既に九州のあちらこちらに繁殖しつつあるようで、蜜蜂世界の生態系を壊す原因となるかもしれないと危惧しているようです。私もスズメバチに何度か刺されましたが、養蜂をしているだけに気をつけなければなりません。考えてみれば蜜蜂の世界から見ると、私も含めた人間は蜜蜂がせっせと集めた蜂蜜を横取りするのですから、一番の天敵かもしれないようです。

  「この時期に なると必ず スズメバチ 巣箱陣取り 蜜蜂食べる」

  「百円で 買った虫取り 網掬い 蜂を捕獲し 天敵を駆除」

  「わが息子 頭の天辺 刺されたと 出張先へ 電話が架かる」

  「ツマアカと いう名の蜂が 九州で 勢力拡大 間もなく四国」 

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〇愛媛大学農学部での講義

 今日は愛媛大学農学部で、地域マネジメントスキル修得講座と地域活性化論の合同講座が開かれました。修得講座は21名、地域活性化論復修は農学部16名、他学部22名計38名ですから50人程度への講義です。地域マネジメントスキル修得講座は毎年人間牧場で開講していましたが、今年は農学部や他学部の学生と合同の講座なので、大学の多目的ホールを使って行なわれました。

DSCN1111 DSCN1109 農学部のある松山市樽味へは自宅から車で約1時間ほどかかるので、7時30分に自宅を出て自家用車で向いましたが、日曜日の朝は道も空いていて、8時30分には到着しました。大学構内は数年前農学部客員教授をしていたころ、毎日のように出勤していたので、迷うことなく3階の多目的ホールへ入り、担当の笠松先生が私の前もって提出していたレジメのプリントアウトと、パワーポイント起動もしてくれていて大助かりでした。

 私に与えられたテーマは「地域活性化論」と「双海町での地域づくり」についてで、午前中いっぱいかけて3時間じっくりとお話をしました。受講生や学生の反応も良く、私もかなり落ち着いて話をしたので、まあ80点くらいの出来だったと思います。講義が終わり修得講座の受講生と名刺交換をしたり、記念撮影をせがまれたりしましたが、帰宅後何人もの受講生から、感想やお礼のメールが入り、嬉しい限りでした。

 私は正直なところ、大学とか行政職員への講義や講演は余り好きではありません。同じ話をしても社会人は良く笑いながら聞いてくれますが、大学生や行政職員は笑ったいけないと思っているのでしょうか、余り乗ってこないのです。話す側にとってこれは致命傷で、「私は間違った話をしているのでは?」と思ったりすることもしばしばです。相槌を打ったり、興が乗れば笑ってくれると、それだけで心が和むのです。その点今日の受講生や学生は阿吽の呼吸とでもいうのでしょうか、とても印象に残る集会でした。

  「大学の 教壇に立ち 3時間 講義をしたが 雰囲気もよく」

  「帰宅して メール開けりゃ 書き込みが これぞまさしく 阿吽の呼吸」

  「乗りがいい 会ほどこちら やり易い 今日は満点 嬉しい一日」

  「利口ぶる 人ほど笑い 少なくて こちらも何か 裃を着て」 

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人間牧場

〇台風が気になる

 秋も少しずつ深まって来ました。昨日はあいにくの雨を予想していましたが、時折日の差す天気に恵まれ、別府から九州横断道路を走って九重長者原から阿蘇山の牧ノ戸まで遠出をして、一足早く高原のススキの風景を堪能しました。佐賀関で親友の渡邊さんや阿部さんに見送られ、フェリーで豊予海峡を渡りましたが、台風の影響でしょうか、海が少し荒れていました。三崎から頂上線を走り、佐田三崎半島付け根を貫通するゴゼ峠の長いトンネルを抜けて、2日ぶりに瀬戸内海側に帰って来ましたが、長浜~双海と自宅が近くなるにつれてかなり激しい雨に見舞われましたが、何とか家にたどり着きました。今日から鳥取ですが台風の行方が気になります。

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人間牧場

○三人との出会い

 昨日は仲間と別府温泉へ三崎港発臨時便13時30分のフェリーに乗るため、自宅を11時に出て海岸国道378号夕やけこやけラインと国道197号潮風メロディラインを走りました。シルバーウィーク最終日だったので、もしや渋滞に巻き込まれるかもしれないと思い先を急ぎましたが、取り越し苦労だったようで、三崎の入口付近で時計を見るとまだ一時間も余裕があるので、急な思いつきで二名津の田村菓子店に立ち寄ることにしました。運よく田村さんは在宅中で、お店のカウンターに座って、接待のために出していただいたお茶とお菓子をいただきながら、積もる話をさせてもらいましたが、いつものことながらしっかりした考えと行動をしていることに感心させられました。

 お店を出て船着場に着き、塩崎さんご夫妻と芝さんご夫妻と合流しましたが、その頃急にかなり強い雨が降り出しました。切符売り場で往復切符を買い求め、雨を予測した私は車のトランクに積んでいた傘を持参することにしました。三崎から大分佐賀関までは僅か50分の船旅です。ニ夫婦と四方山話をしていると、あっという間に東洋一の高い煙突が目印の佐賀関に到着しました。佐賀関の船着場で渡邊さんと奥さん、それに見知らぬ男性一人に出迎えてくれました。とりあえずチャーターしたジャンボタクシーに乗り込み、鶴崎海岸を走るバイパス道を通って、高崎山や水族館を横目にやり過ごしながら、別府タワー近くのホテル望海へ入りました。その名のとおりホテルの横にはふたみシーサイド公園に似た人工砂浜や、別府湾が一望できました。

 昨晩は別府温泉ホテル望海で楽しい交流の一夜を過ごしました。塩崎ご夫妻、芝ご夫妻、佐賀関の渡邉さんと私に加え、今回は渡邉さんの友人安部助さんも就く別参加してくれました。安部さんは40数年水先案内人を勤めたというシップキャプテンです。楽しい方でいっぺんにファンになりました。私は折角別府にやって来たので、おんせん県大分別府に住む縄田さんに電話を入れました。縄田さんは連休なのに来年度の予算編成作業のため出勤していたようで、懐かしい声が聞こえ安心しました。ところが私が電話をしたことを気にした縄田さんは、今朝出勤前の忙しい中、自宅の庭で雨の中採集した大分県特産のカボスを持参し、わざわざホテルまで私を訪ねて来られ、恐縮してしまいました。12月に国立大洲青少年交流の家で開く予定の、社会教育実践交流集会に参加予定だそうで、再開を約束して分かれました。

  「三人に 出会って嬉し 又一つ 思い出重ね 次が楽しみ」

  「両県の 間流れる 潮早く 豊後水道 心を結ぶ」

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〇人間牧場の蚊帳つり実験

 人間牧場開設10周年と、年輪塾公開セミナーの一大イベントを来週末に控え、何かと準備で忙しい気分になってきました。中心的に役割を受け持っている清水塾頭、松本小番頭、浜田塾生はそれぞれがそれぞれの思惑で動いてくれていますが、昨日は浜田さんと息子が相談して、会場となる人間牧場のウッドデッキに、蚊帳を張る実験をするというので、家の大掃除を中断して出かけました。子守りも兼て孫たちも連れて行ったので、終始賑やかでした。

ウッドデッキ蚊帳吊り実験
ウッドデッキ蚊帳吊り実験
蚊帳の中には入り孫たちも大はしゃぎ
蚊帳の中に入り孫たちも大はしゃぎでした

 人間牧場には10年前の開設時に、こんなこともあろうかと、防虫ネットを一巻き買ってミシンを持ち込み、ウッドデッキに張る大型蚊帳を作っています。その後余り使わず倉庫に終ったままになっていましたが、昨日はビニール袋に入った蚊帳を納戸から取り出し、ウッドデッキに広げてみました。心配された虫やネズミの被害もなく、蚊帳は新品のままでした。早速ウッドデッキ下に差し込んで終っていたステンレス棒を取り出し、雑巾で拭いて脚立を立ててボルトで組み立てました。その上に蚊帳を被せましたが、ものの20分ほどで作業は終りましたが、とてもいい感じで、少し手を加えて当日使いたいと思っています。

 白い蚊帳を張ったウッドデッキは幻想的で、中に入るとことさら趣がありますが、約10日後に控えた10月3日の天気が気になるところです。昨日はまだ気温の高い状態が続いていて、上がり藪蚊が少し多いようですが、順調に気温が下がれば藪蚊も蚊取り線香で充分対応できるかも知れません。聞けば10月3日のイベントには、既に50人を越える人が申し込みをしているようで、多分満席の状態のようです。50人分の靴だけでも、また50人の口だけでも半端ではなく、気を引き締めて怪我のないよう安全に気を配り、それでいて実り多いものにしなければなりません。

 前日大洲市田処の亀本さんから、亀本さんの指導で植菌し、人間牧場のホダ場に置いているクヌギの木の原木に、椎茸が芽吹いていないか連絡がありました。ホダ場に下りてよく見ると、既にジャンボなしいたけが10個ほど生えていたので収獲して持ち帰りました。原木のあちこちには椎茸の白い芽吹きも見られ、10月の収穫祭に間に合うかも知れません。極早生みかんも少しずつ色づき始め、秋は次第に深まりつつあります。孫たちは蚊帳の中には入って大はしゃぎでした。

  「10年も 前に作った 蚊帳納戸 出して広げて 吊って調子見る」

  「まだ藪蚊 ブンブン飛んで 人を刺す 蚊取り線香 しっかり用意」

  「10日後に 迫った記念の イベントの 準備おさおさ 怠りなきよう」

  「椎茸の 原木やっと 白い芽を 吹いて深まる 秋を迎える」

 

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人間牧場

〇翠小学校の運動会

 シルバーウイーク期間中の9月20日、立ち寄った親友の浜田さんと一緒に、急な思いつきで翠小学校の運動会を見に行きました。これまでにも何度か運動会のご案内を受けていましたが、県内外への出張で見る機会を逸していました。先日町内の有線放送で、「翠小学校のギンモクセイの花が咲き始めました。見に来ませんか」と紹介されていたし、先日校長先生に双海中学校の運動会で出会った折、「連休中がギンモクセイの満開のようなので見に来てください」とご案内を受けていたので、楽しみにして出かけました。

秋晴れの翠小学校運動会
秋晴れの翠小学校運動会
周囲一キロに香りを放つ満開のギンモクセイ
周囲一キロに香りを放つ満開のギンモクセイ

 児童の数が僅か16人の小さな小学校の運動会ですが、毎年のことながら校区総出でやっている運動会だけに、県道沿いには沢山の車が駐車していて、私を降ろした浜田さん運転の車は石、窯香房みどり付近まで駐車に持って行きました。校門に入ると校長先生が言っていたギンモクセイが満開で、甘い香りが学校全体を優しく包み、香りを写真に撮れないのが残念!!って感じでした。翠小学校では運動場の白線トラックに杉葉を差し込むユニークさで、入場門も杉葉で出来ています。多分PTAや地区ぐるみで手間暇かけて作ったことでしょう。

 この杉葉がまた木造校舎やギンモクセイの大木と見事に調和し、これぞオンリーワンといったところです。翠小学校も校区外通学や移住促進などを推進しているお蔭で、地元の子どもの数は少ないものの、児童の数は上向きだそうで、何はともあれ一安心といったところです。学校という字を分解すると「木が交わって学ぶ」と書きます。珍しい木造校舎や、市指定天然記念物ギンモクセイの大木を見ながら、子どもに及ぼす無形の恩恵を感じましたが、子どもの数だけで、コミュニティを無視した学校統廃合を進めるご都合主義的な現代のやり方に、一石投じる翠小学校の教育に大きな拍手を送りたいと思います。

  「ギンモクセイ 周囲一キロ 香しい 匂い振り撒き 存在感を」

  「児童数 たった16 だが凄い 地域総出で 杉葉トラック」

  「少しだけ 今年は早く ギンモクセイ 運動会に 花を沿え咲く」

  「来年も 来たいと思う 運動会 オンリーワンと 自慢がしたい」

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人間牧場

〇人間牧場10周年(その3)

 「えっ、もうそんなに経ったの?」と時の流れの早さに自分自身驚いています。人間牧場構想を描き、「鮮やかに想像し、熱烈に望み、心から信じ、魂を込めた熱意を持って行動すれば、何事も実現する」というポール・J・マイヤーの言葉を信じて、50代の10年間で無謀と思えながら目標であった1千万円の資金を貯め、60歳の定年を機に人間牧場を造りました。退職のあれから10年があっという間に過ぎ去りました。私にとってこの10年間は第二の人生とでも言うべき実り多い日々でした。構想の10年を第一ステージ「始める前の活動」とするなら、活動の10年は第二ステージ「始める活動・高める活動」でした。そしてこれからの10年は第三ステージ「続ける活動・さらに高める活動なのです。第三ステージの問題点は色々ありますが、何といっても私の加齢による気力体力の衰えはいかんともし難く、基礎体力を維持するための日常的努力は怠っていませんが、10年後の第四ステージ「止める活動」に向けて、どういう準備を進めるか、今から考えなければなりません。10周年は振り返りと同時に未来への挑戦を宣言する日でもあるのです。10周年記念行事の日は私の71歳の誕生日でもあり、感慨深い日になりそうですが幸い心許せ夢を語り合える愉快な仲間たちがこの10年間で沢山増えました。

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人間牧場

〇夕日徒然草「心の書」半完成(その2)

 私は「夕日徒然草」という小さなポケットサイズの本をこれまでに5冊自費出版しています。五輪の書にあやかり、1冊に30話の小話を地の書、水の書、火の書、風の書、空の書と続け、今では150話まで積み上げてきました。最初は150話で完結予定でしたが、その後少し心境の変化が起こり、とりあえず30話を書き、心の書として夕日徒然草リレーを続けることにしました。この程原稿を書き上げましたが印刷が間に合わず、とりあえずプリントして製本することにしました。何日か前、筆頭塾生の浜田さんが手伝いにやって来て、プリントした30話をホッチキス止めを手伝ってくれました。明くる日私は、黒い製本テープをA4サイズにハサミで切り、背表紙をつけたり参加予定の70人分の表紙に、サインペンで言葉と名前を書きました。友人が篆刻してくれた落款用の印を押してデザインに工夫する等、なかなか手間のいる作業でしたが、字のまずさは相変わらずながらひとまず作業を終えました。

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