人間牧場

〇私はまだまだ未熟・半熟

 先日一週間前の土曜日、人間牧場で子ども体験塾の収穫祭を行ないました。好天に恵まれそれなりの成果もあって、子どもたちもみんな満足の手合いでした。赤石さんからバトンタッチを受けた事務局である公民館の隅田さんも、初めてのことばかりなので戸惑うことも沢山あったと思うのですが頑張ったお蔭で、それなりに事故もなくホッと一息といった感じです。

 2015収穫祭2 2015収穫祭1 2015収穫祭32015収穫祭4一昨日公民館の窓口へ隅田さんを訪ね、次のプログラムについて相談をしましたが、隅田さんは収穫祭の反省点を私に尋ね熱心にメモをしていました。そういえば総花的に成功だと思っていても、一つ一つのプログラムを点検してみると、反省点や改善するべきことがいっぱいあることに気がつきました。赤石さんと7年間やったプログラムの反省がジュニアリーダーを育てたり、子ども什の約束を生んで今を作っているのですから、反省は十分にして次につなげなければなりません。

2015収穫祭5 当日私はどちらかというと準備やプログラムサービスの側に回らざるを得ないため、子どもたちが下灘コミセン前に集合して山道を歩いて登る、道中状況は知る由もありません。またプログラムの渦中にあるため子どもたちがどんな様子なのか、客観的に見えない部分もあるのです。今年は芋飯を炊く作業を担当したため、料理の献立や出来具合も気にはなっていても詳しくチェックできませんでした。ましてや子どもたちが全ての行事を終えて下山する姿も、後片付けや掃除で現場に残らなければならないため見えないのです。

 幸い同行の冨田さんがリアルタイムに配信してくれたfacebookや、後日隅田さんから送ってもらったメール写真でその粗方を知りましたが、私は実行委員会の実行委員長なので、共催の公民館長さんと二人で、起こった出来事の全責任を負わねばなりませんし、説明責任も果たさなければなりません。そのことを考えれば心もとない話です。若いころから無人島に子どもたちを連れて行ったり、丸木舟で瀬戸内海を航海したり、様々な活動を行け行けドンドンでやってきましたが、森の外からそれぞれの木々を見つつ、木々の働きに心配りをしなければ、一人前の指導者とはいえません。まだまだ未熟だと悟りました。

  「友人が 配信している 写真見て 未熟さ悟る いい歳こいて」

  「人間は 自分目線で 何事も 見る癖ありて 違う目線で」

  「人撮った 写真の中に われ見つけ 思わずハッと 目線をそらす」

  「人間は 知らないことが 多過ぎる だから幸せ なのかも知れぬ」

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