人間牧場

〇ホダ木に椎茸が沢山生えました

 去年の春、人間牧場で行われた子ども体験塾開講式の折、ジャガイモの収穫作業と並行して、大洲市田処の親友亀本さんの指導を受けて、椎茸の植菌作業を行いました。植菌は手間の要る作業で、前もって親友井上さんの協力を得て原木となるクヌギの木を伐採して、軽四トラックに積んで人間牧場まで運び、1ヶ月ほど木陰に寝かせた原木に、ドリルで穴を開けて椎茸の種駒を打ち込むのです。

DSCN1418DSCN1419 種駒を打ち込んだホダ木を牧場下の往還道まで降ろし、竹で作った支柱に行儀よく並べて休眠させ、1年半が経ちました。今年の秋にはそろそろ椎茸が生えるかも知れないと、植菌指導した亀本さんから連絡が入りました。先週人間牧場10周年記念事業の準備で出かけた折、ホダ場を観察すると、ホダ木に立派な椎茸が10個ほど生えていて、早速持ち帰り、つけ焼きにして試食しましたが、新鮮ゆえにとても美味しく頂きました。

 その折ホダ木に無数の白い椎茸の芽を見つけていたので、もうそろそろ出ているかもしれないと期待しながら、昨日は下灘保育園児が、人間牧場へ遠足に来た対応ついでに覗いてみました。ホダ場に通じる道はイノシシの獣道なので、そこここにイノシシが遊んだ生々しい赤土の痕跡が残っていて、草と草、草と木の間には大臣グモがクモの巣を沢山張り巡らせ、容易に踏み込めませんでした。

 早速草刈機で草や木を刈り払いホダ場に着くと、まあ凄い数の椎茸が生えていました。早速公民館の隅田主事さんに連絡し、運よく近くまで来ているとのことだったので、午後一隅田さんが来るのを待って二人で収獲しました。小さいものは10月24日の収獲祭まで残し、開いたものは全て収獲して段ボールに入れました。椎茸は持ち帰って冷蔵庫に入れ、収穫祭に使う予定です。それにしても凄い数の椎茸に、二人とも少し興奮をしてしまいました。願わくば来年の春もホダ木を確保して植菌したいものです。

  「一年半 ホダ場に置いた クヌギの木 ホダ木となりて 椎茸無数」

  「椎茸が 無数に生えた 往還道 さすがイノシシ 食べずに通る」

  「キノコ狩り しているような 錯覚に なりて二人で 収獲作業」

  「10日後に 子ども椎茸 収獲を させてやりたい 気持ちになりて」

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