人間牧場

〇何げなく幸せな遠足弁当

 今日は同居の孫奏心の遠足です。保育園の年長組なので色々な行事が保育園最期だと、いつも言いつつ出かけています。今朝は奏心が私の書斎にやって来て、「今日はアンパンマン列車で菊間まで行くんよ。列車の中には遊び場もあるし、列車の下がガラス張りになって見える所もあるんよ」と、目を輝かせて話してくれました。

母親が作った孫奏心の遠足弁当
母親が作った孫奏心の遠足弁当

 奏心は朝晩冷え込むようになったこともあって、ここのところ微熱と咳が出るようですが、「お熱があって咳が出るんだったら遠足には行けないだろう?」とカマをかけて問いかけると、「大丈夫、咳は気がつかなかったら出ないし、熱も下がって平熱だし」と、遠足に行けない理由を打ち消して説明してくれ、思わず大笑いしてしまいました。

 「おじいちゃん、お弁当が出来たので写真を撮ってください」と、いつものように私を台所へ連れて行ってくれました。ダイニングの机の上には3つの小さなメルヘンタッチのお弁当箱に、若嫁の作った弁当が並べられていました。いやはやご立派なお弁当でした。「帰ったら遠足のお話をしてくれる?」「いいよ、お土産も持って帰ってあげるからね」と会話を交わし、先ほど元気に出かけて行きました。

 孫に「遠足のお話をして欲しい」と頼み2つの約束をしました。「楽しかったことを帰ったらおじいちゃんに話すこと」、「列車の窓から見えたことを帰ったら、日記に書くこと」でした。「ぼく日記がない」と言うので、「今日帰るまでにおじいちゃんが用意をしておく」ことにしました。今頃はアンパンマン列車の車内で楽しく過ごしていることでしょう。

  「わが書斎 孫奏心 やって来て 遠足行くと 楽しく話す」

  「遠足に 行くため 熱・咳 自重する 偉いもんだね 子どものくせに」

  「メルヘンな 弁当箱に 三つ重ね 写真撮ってと 孫にせがまれ」

  「帰ったら 話一杯 聞く予定 帰るまでには 日記を買って」 

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