人間牧場

〇魔法の薬

 「老化を抑え、糖尿病や肥満を改善し、ガンのリスクを下げ、認知症やうつ病も防げる『魔法の薬』がある」という書き出しで始まった昨日の愛媛新聞朝刊地軸のコラム記事が目に留まりました。書き出しに書かれた老化・糖尿病・肥満・ガン・認知症・うつ病は、私こそ今は発症していないものの、現代人が最も恐れている病気の数々で、老化もガンも認知症も、やがては自分や妻の身に降りかかってくるだろうことを予測すれば、「そんな万病に効く薬があったら早速私も・・・・」と思うのは当然です。

 その薬の名前は「一日30分のウォーキング」と書かれていて、「なあ~んだ!!」と思ったのは私だけではないと思いますが、これが英国のれっきとした科学的根拠に基づいているというのですから、これは信じて実行するしかないのです。私は毎日一万歩を歩く」ことを目標に、「一日30分のウォーキングどころか、毎日たっぷり約一時間も歩いています。ウォーキングの特徴はランニングと違い、その気になれば誰にでも出来るし、周りの自然を楽しみながらだってできるのです。しかしこんなささやかなことでも毎日続けるとなると、「言うは易く行なうは難し」で、雨の日も寒い日も、体調の悪い日もありますから中々大変です。

 私がウォーキングパラダイスと名付けているコースは、山坂のある少しハードなコースで、5月から9月までの夏季には大汗をかき、朝からシャワーを使わねば人に迷惑をかけたり、汗疹の原因になったりするほど歩いています。よく山登りをした折気付くのですが、坂を登る時もしんどいですが、坂を下る時も脛が笑うという表現がぴったりするほどしんどいものです。つまり上り坂と下り坂は使う筋肉が違うようで、最近そのことにやっと気がついたお粗末さです。

 近所に銀行に勤めている人がいます。毎朝犬を連れて散歩していますが、その人のウォーキングの目的は、飼っている柴犬の散歩が目的で、犬に引かれウンコを始末しながら歩いています。「中高年、犬の散歩で 犬が痩せ」はけだし名言で、思わずその言葉を思い出して、まことに失礼ながら含み笑いしてしまいました。
 最近は朝晩かなり冷え込んで、四国でも朝ウォーキングで出会う人が口々に、「寒いですね」と声を掛け合いながらすれ違います。歳をとると寒いのは苦手です。昼と夜の寒暖の差もあって、風邪を引かないようにしなければなりませんが、毎日一万歩を目指したウォーキングのお蔭でただ今健康な日々を送ってます。

  「登り坂 下りの坂と 足腰の 使う筋肉 違うようです」

  「一万歩 目指して今日も 山坂を 歩いて目標 達成しました」

  「中高年 犬の散歩で 犬が痩せ けだし名言 その人に会う」

  「朝と昼 寒暖の差が あるようで 風邪に注意と 妻に言われる」

 

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