人間牧場

〇人間牧場10周年記念年輪塾公開セミナー&10周年の集い(その8)

 このほど開いた記念事業は、これまでの10年を振り返ると同時にこれからの10年を考えるいいきっかけになりました。人間牧場10年を2本、公開セミナーや集いを7本のブログにまとめてみました。書いても書いても書ききれないくらいの話題がありますが、今日の(その8)で一応終わりにしたいと思います。(その8)はこぼれ話です。

3日後に黙々と掃除をする浜田さん
3日後に黙々と掃除をする浜田さん
辻さんが画いてプレゼントしてくれた年輪塾の誓い
辻さんが画いてプレゼントしてくれた年輪塾の誓い

 ①辻さんが扇子に画いた年輪塾の誓い
 今回の中江藤樹をテーマにした2年間の学習で大きな成果をあげることができたのは、何といっても大洲藤樹会の会長である辻喜千治さんの微細な指導でした。辻さんは元小学校の校長で、中江藤樹についての造詣が深いばかりでなく、軟硬合わせ持った凄い人で、この2年間つかず離れずではなく、離れず離れず指導をしてくれました。辻さんは芳酣という号をもつ書家であり画家でもあるのです。私も五事を正すという中江藤樹の代表的な言葉を桐板に書いてもらいましたが、墨字の素晴らしさに感心しています。また修学旅行の折中江彰さんに辻さんが書いてプレゼントしていた掛け軸を、中江彰さんが私たちにプレゼントしてくれたましたが、いやはや立派でした。
 今回の記念事業に、皆勤で頑張る西田さんと上田さん、それに運営で功績のあった松本小番頭を表彰する事になりましたが、辻さんにお願いし、扇子にその表彰状を書いてもらい3人に喜んでもらいました。また年輪塾の誓いも扇子に私の似顔絵まで書いてプレゼントしてもらいました。

 ②ゴミの分別
 10周年記念事業を終えた明くる日、大量に出たゴミを私のトラックに積んで、いつものことながら処分するためわが自宅に持ち帰りました。ペットボトルやアルミ缶、瓶などは分類してくれていましたが、生ゴミはさらにプラスチックゴミと分類しなければならず、妻は生ゴミの袋を嫌がりもせず開けて、悪臭のする生ゴミを分類しゴミに出してくれました。元来人間牧場ではかまどで炊いたご飯と味噌汁、漬物と梅干し以外は出さないことにしています。環境に優しいことを考えエコ的な振る舞いをしようと思っているからです。しかし今回は10周年ということもあり、少しオードブルや酒類を出すことにしましたが、酒類も驚くほどの空き缶・空き瓶、オードブルも酒を飲む人は余り食べないのか残ってしまいました。

 ③後片付けと掃除
 後片付けと掃除は、施設を持った人間の宿命です。人間牧場の諸施設がまあまあ綺麗に保たれているのは、定期的にワックスや防腐剤を塗ったりするメンテナンスのお蔭だと、あらためて浜田さんの日常的支援に感謝しています。今回の10周年記念事業も、やる前とやった後に浜田さんから後片付けや掃除の申し出があり、その言葉に甘んじてしまいました。記念事業が終った3日後、私と浜田さんは人間牧場へ行き、会場を広くするために倉庫に移動していた食器類を元に戻したり、借りていたホワイトボードを返しに行ったり、また使った座布団を押入れに整理をして終い、掃除気をかけてやっと一段落の作業を終えました。

 ④60枚の座布団
 今回は申込者が60人近くになりました。当日都合でこれなくなった人も何人かいたので、60人分の座布団は何とか自前で賄うことができました。人間牧場の水平線の家にはロフトがあります。収納式の階段を引き出して2階に上がると、左に畳1畳半の細長い屋根裏小部屋があります。ここは私専用の寝部屋にしていますが、普段は奥の方へ座布団や寝具類を入れています。座布団は親友の前神さんたちが20枚、友人の大阪天王寺に住む桜井さんという知人女性から20枚、そして家から運んだのが20枚あり、全部の座布団を使うのは今回が初めてのようでしたが、座学ゆえに座布団が大いに役立ちました。

 ⑤伊勢海老の味噌汁
 私の最も古い友人に旧三崎町井野浦の塩崎さんがいます。青年団活動を通じて知り合ってから40年以上もずっと変らず付き合っていますが、今回も塩崎さんは三崎町特産の伊勢海老を持ち込み、かまど小屋で味噌汁を作って参加者に振る舞ってくれました。塩崎さんは58番札所仙遊寺で永らくお接待を続けている奇特な方で、頭が下がる思いがしました。味噌汁は大好評で大きな鍋いっぱいに作りましたが、鍋の底には一滴の味噌汁も残らず完食でした。

 ⑥追記
 今回も多くの人から様々なご芳志をいただきました。裏が味噌の自作名刺すっかりお馴染みとなったギノー味噌さんからは全員にインスタント味噌汁を頂きました。皆さんありがとうございました。

  「シリーズで 書いたブログに 書き切れず 最後はさわり こぼれ話で」

  「今回も 多くの人に 支えられ 人間牧場 物語でき」

  「いつもだが 掃除と片付け 骨折れる 修業のつもり 小汗流して」

  「さあ次は 早くも月末 収穫祭 子ども沢山 歓声聞こえ」 

 

 

 

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