〇自然の恵み椎茸収獲
わが家の裏は他所の土地ながら、杉と桧の木が植えられています。虫の目になって近くで見ると一本の木ですが、少し離れて人間の目線で見ると林になり、もっと離れて鳥の目になって遠望すると、森に見えるのですから不思議です。木・林・森と木を増やして書く漢字も実に理屈にあっていると、いつも感心しながら書いていますが、森になると木という個の存在が見えにくくなることも承知しなければなりません。
林というべき杉木立の中へ、椎茸の種ゴマを植菌したクヌギのホダ木を、30本ほど置いていますが、このところの朝晩の15度を下回る冷え込みを察知したのか、椎茸が生えてきました。暫く気がつきませんでしたが、昨日の朝長男息子が、子ども二人を連れて収獲をしたようです。大きく傘の開いた椎茸を幾つも見つけた孫たちは大はしゃぎで、嬉しかったのか喜色満面で、さも自分が作ったような言い草で、私たちのダイニングへもお裾分けを持って来てくれました。
椎茸は付け焼きにしたり料理に加えて食べますが、健康自然食品なのでこの時期は妻の手料理宜しく、よく食卓に上ります。私も大好物なので植菌が人工的とはいいながら、自然の恵みに感謝して、新米のご飯とともに食欲の秋を満喫しています。昨日は孫が収獲した椎茸を、松前に住む若嫁の母親への届けるんだと、孫たちは張り切っていました。そういえば人間牧場の椎茸も、先日公民館の隅田主事さんと段ボール箱に一杯収獲しましたが、その後見に出かけていないのでどうなっているか気がかりです。3日後人間牧場で開く、子ども体験塾の収穫祭に、子どもたちが収獲体験できることを願っています。
「わが家裏 杉の林に 置いたホダ 気温下がりて 椎茸ニョキリ」
「孫たちは 生えた椎茸 もぎ取って 僕が作った 言わんばかりに」
「田舎ゆえ しいたけ収獲 体験が できる幸せ 噛みしめながら」
「3日後に 迫った秋の 収穫祭 椎茸採って 喜ぶ姿」