shin-1さんの日記

○食事の門限破り

 若い頃には随分無茶苦茶なことをしたものだと昔を振り返りながら思います。酒を飲んでいたころは「10円タクシー」などと得意げになって酒を飲んだ挙句、酒代は工面できてもタクシー代が勿体ないと妻を平気で迎えに呼び出して、深夜の道を自宅まで酩酊して帰りました。その都度何処かのラーメン屋に立ち寄り、仕上げのラーメンや餃子を食べていたのです。若い頃はそのことが健康に悪いなんてことはまったく気付かず、若さが故の新陳代謝で切り抜けていたのです。ところが私に付き合ってラーメンを食べていた妻の体重が少しずつ増えて、ジーパンが合わなくなっていました。

 食う物とてなかった戦後ならいざ知らず、飽食の時代の現代は体重を増やすことは簡単です。甘いもの油濃いものを食べて運動をせねばあっという間に体重はうなぎのぼりに増えてゆくのです。


 ところがどうでしょう。一度増えた体重を減らすことは容易なことではありません。あれから妻は改心して一生懸命痩せるため涙ぐましい努力をしましたが、体重は乱高下して、今もその後遺症に苦労をしていますが、どうにか目標であった体重まで辿り着くことができたようです。

 私たち夫婦の食事の門限はよほどのことがない限り9時と決めています。ところが昨日の夜、次男が出演する演劇を見に行っての帰り食事の門限を破ってしまいました。昨日は愛媛大学での実行委員会を終えてから友人との打ち合わせ時間が長引いて、夕食をつることが出来なかったのです。演劇が終わっての帰り道、一緒に出かけた友人をお茶でもと誘い、伊予市の高坂というレストランに立ち寄りました。私は空腹の余りにここで食事の門限を気にしながら、和風ツナスパゲティを頼んで食べてしまいました。

 門限を破るとき「今日ぐらい」と軽い気持ちになるし、一回門限を破ったところで今朝の体重はそんなに増えるものでもありませんが、「今日ぐらい」が連続するともう危険信号なのです。昨日は夏休みも終わりに近づいていましたが、お店は9時半を過ぎているというのに家族連れで賑わっていました。家族の輪の中には子どもたちも何人かいて、外食をしっかり食べていました。親の何気ない行動が子どもたちの肥満や病気を誘発するのではないかと、要らぬ心配をしながら家族の食事する様子を遠目で見ていました。

 外食をしたら必ずといっていいくらい食事の後に喉の渇きを覚えます。多分砂糖と塩の味付けが濃いいのではないかと思われます。事実妻の薄味になれた私の舌はパスタに絡めたツナの塩味が辛いと思いました。出されたものは全部食べることを教わった古い時代の人間ゆえに、残さず全部食べましたが、朝になって後悔しきりです。食べるよりはお腹を空かせて寝た方が体にいいと、思った朝でした。


  「門限を 破って食事 今朝後悔 気をつけなくっちゃ 自分の体」

  「砂糖と塩 味付け濃い 喉乾く 妻のお陰で 舌も敏感」

  「九時過ぎて 外食食べる 親子連れ 危険信号 どこかで仕打ち」

  「明日から いや今日からと 反省す 体いとおう 九時の門限」

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