shin-1さんの日記

○出てきた辞令書と報告書

 私は整理整頓が余り得意な方ではありません。机の上や書斎はいつも妻から注意を受けているのです。それでも月に1度や2度は片づけをするのですが、片付けが追いつかないほど紙類が増えるのです。整理整頓のコツは捨てることが基本だと分かっていても、捨て切れないのが私のまずいところだと自認をしつつ、昨日は久しぶりに大掃除をしました。前回の大掃除で必要書類と思っていた資料なのにこの1年、まったく目を通していない資料は思い切って後ろ髪引かれる思いで捨てることにして、用意したみかんのコンテナに5杯分も処分したのです。処分したものの中にはシュレッダーにかけなければいけないものもあるので、夏野菜の終わった畑の隅に小さな穴を掘って時間をかけて焼却処分にしました。リサイクルも考えるのですが、綺麗さっぱり灰になると諦めもつくので、いつもこの方法をとっているのです。

若松進一ブログ

 整理整頓が出来ていないと必要な書類を捜すのに一苦労で、ものを探す度に日々の暮らし方を悔いるのです。昨日の大掃除で思わぬものを見つけました。私の最後の辞令です。私は役所に35年間勤めましたが、教育委員会、産業課、企画調整室、地域振興課、教育長など、数えるほどしか異動していないのです。ゆえに異動辞令もそんなに多くはないのですが、今回見つかった辞令は封筒に入っていて、教育長になるため退職した時の辞令と、合併前夜に出された夕日のミュージアム名誉館長の辞令書などでした。探したものののけ忘れて

見つからなかったものだけに、捨てるのも惜しいと思い取っておくことにしました。人から見ればどおってことない紙切れでも、合併して任命権者である双海町長そのものがこの世に存在しないものなので、私のお宝にしたいと思っています。

若松進一ブログ
(右ページには東京晴海ふ頭からタラップを手を振ってにっぽん丸に乗船する私の写真もありました)

 もう一つ、これも探したけど見つからなかった総理府派遣第10回青年の船の報告書が出てみました。偶然にも前日新聞のコラムでゴールデンゲートの記事を目にしたこともあって、私のブログのその模様を書いていただけに、懐かしくなって掃除をそちのけで読みふけりました。

 私の人生において197年6月23日が日付変更線を越えたため2日あったり、にっぽん丸の船上で過ごした懐かしい日々が蘇ってきました。そういえば書斎書架の引き出しには、沢山のスライドネガが使われることもなく眠っています。これも何とかデジタル化して保存したいと考えていますが、いかんせん私のパソコン能力では叶わず、もう少し先のことになりそうです。

 整理整頓は過去の清算です。過去を今という手段で清算しないと未来認識は出来ません。これからも機会を捉えて過去を清算し未来に向かって一歩を踏み出したいと思う今日このごろです。


[ この記事をシェアする ]