shin-1さんの日記

〇遠方より送られてきたリンゴとホタテ

 昨日外出先から妻と二人で家に帰る途中、三秋峠付近で妻の携帯電話が鳴りました。妻は息子から貰った携帯電話を息子と親子契約のような形で持っていますが、余り必要でないために普通は家に置いていて、外出する時、言い訳程度の連絡用として持っているのです。したがって電話の操作も私以上に下手くそで、勿論メールのやりもできないのです。電話の相手は息子嫁からでした。昨日は息子が休みだったので、わが家へこのところ気分がすぐれない妻の見舞いのつもりで来たようなのですが、あいにく留守なので電話をしたのです。息子夫婦と孫がわが家に来るなり、幾つもの宅配便が届いて「受け取って欲しい」という宅配業者の頼みに応じ、荷物を数個受け取っていたようでした。玄関に入ると何やら発泡スチロールに入った荷物が届いていました。友人には牡蠣の産地の人もいるため広島ガキや御荘ガキも届くのですが、受け取った息子嫁の話だと北海道からの荷物だそうで、直感として北海道佐呂間湖の船木さんから立派なホタテ貝が沢山届いていました。本来なら機能の夕食はホタテ貝と言いたいところですが、息子たち家族は妻の体調を気遣って早々に引き揚げて帰ることになったのです。荷物を受け取った息子に5個、嫁の実家に5個とおすそ分けをして、近所の親類にも「北海道佐呂間湖産ホタテ貝」と勿体ぶって配りました。今晩はホタテが夕食の食卓を飾ることでしょう。

 さて先日これまた珍しい贈り物が届きました。秋田の高橋さんからリンゴです。リンゴといっても真っ赤なリンゴの表面に阪神タイガースのHTの帽子マークが入っているのです。その日の夕方のテレビで偶然にも秋田県横手市の農園がリンゴに、阪神タイガースのマークを入れて作っていることが紹介されていましたが。リンゴが赤くなる前にマークを張りつけると、そこだけ光を通さず、マークが浮かび上がってくるのです。

 今年の阪神タガースは、開幕ダッシュが成功し一時は2位のジャイアンツに11ゲームほどの差をつけ、楽勝優勝とばかり思っていました。ところがジャイアンツが息を吹き返し追う身の糞力を発揮して追い上げられ、閉幕まであと少しというところ優勝をさらわれてしまったのです。阪神ファンにとっては泣くに泣けない嫌な思い出です。もし阪神タイガースが優勝していたらこのリンゴは羽根が生えて飛んでいたかも知れないし、わが家へ来ることもなかったのです。送り主の高橋さんがメールで「横手のリンゴは日本一」といわれるように、ホントに美味しいリンゴでした。


 昨日は北海道鵡川町の菅原さんからこれまた珍しいシシャモが届きました。鵡川町はシシャモが鮭と同じように産卵のため川を遡上する町としても知られています。菅原さんはもう昔と呼ぶにふさわしい前に視察研修で双海町へやってきました。以来20年も続いてジャガイモやカボチャ、メロンやシシャモなど季節の産物を届けてくれるのです。こうして珍しい贈り物が全国から届く度に、私たち家族は一喜一憂し、その味を楽しむのです。そしてみかんなどわが町の特産品も送られて行くのです。

 人との交流は様々な形で広がって行きます。たった一度の出会いが長く続く人もいて、年賀状千枚の意味が分かるような気がするのです。これからもそうした出会いやつながりを大切にしながら生きてゆきたいものです。

 

  「今年また 全国各地 から届く 産品開き 思い出浸る」

  「北の果て 海で今日まで 生きていた ホタテの貝が 元気なままで」

  「寒い中 宅配業者 荷を届け ハンコください 御苦労さんと」

  「阪神の マーク入った リンゴ剥く 残念ながら 中は蜜入り」

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