○耕運機届く
今日はあいにくの梅雨空で天気予報でもはっきりしないと言っていましたが、長い間(といっても3~4日程度)人間牧場へ行っていなかったので、草刈も気になっていたので霧の深い中を登って行きました。五里霧中とはこのことかなと思いつつ下界を眺めましたが港さえも霧の中でした。時折ぱらつく程度の雨だったので思い切って草刈機を取り出して草を刈り始めました。雨の日の草は草が雨に濡れているので面白いようによく切れるのです。妻から「明日は遠出の出張なので疲れるといけないから弁当は持たず昼には帰るように」言われ、自分もその気で出かけました。3時間程度草を刈って、さあ帰ろうと思ったところへ息子から電話が入り、「今日は休みなので友達を連れて行くから」との事。結局はおやつ代わりの煎餅とバナナを食べて草刈を続行しました。
そのうち息子が友だちが都合で来れなくなったと一人でやって来ました。「お父さんお風呂を沸かすから入ろうや」と五右衛門風呂を沸かし始めました。五右衛門風呂にはまだ1回しか入ったことがないのでそれもいいだろうとまた草刈続行、そこへ大洲市田処の亀本耕三さんがひょっこりトラックに耕耘機を積んでやって来ました。「ひょっとするとメールで連絡のあった耕運機では」との直感が当ったのです。「メールで連絡していたこの耕運機を差し上げます」と言うのです。亀本さんはかつて柳沢公民館の主事をしていた頃に知り合い、その後酪農家になってからもフロンティア塾のメンバーとして私の元へ度々足を運んだ、私の最も親しい人の一人なのです。
亀本さんはトラックにはしごをかけ手馴れた様子で耕耘機を下ろしエンジンを始動して見せました。型は少々古いが1発でかかる優れものです。さてこの耕運機をしまう場所がないことに気付いて、息子と相談し近々薪を入れる倉庫兼用を建てる算段をしました。妻に言うとまた反対されそうなので息子と二人だけの内緒話です。亀本さんとは7月1日に会う約束でした。今日は時間が取れたので耕運機だけ、今度来るときに牛糞を摘んでくるとの事でしたが、一応亀本さんを水平線の家や五右衛門風呂、それにツリーハウスへ案内し久しぶりに家族のことなど積もる話をしました。その頃には天候も回復し遠望の素晴らしさに目を見開き感動している様子でした。
亀本さんが帰ってからしばらく草を刈りましたが、息子が風呂が沸いたと言うのでいざ五右衛門風呂へ、
高知県南国市の川村一成さんが感動して帰った五右衛門風呂はまさに「いい湯だな」の心境でした。海も空も中の晴れ間の穏やかさが見て取れました。
「草刈の 疲れた体 湯に沈め 下界見下ろす 気分最高」
「耕運機 車に乗って やって来た 俺にくれると 友はあっさり」
「彼五人 俺は四人の 子持ちです 仕事もするが 子どもも作る」
「いい人にゃ 天も味方し 晴れ渡る どうだ絶景 自慢したくて」