○父の日
わが家には4人+2人の子どもがいます。+2は娘婿と息子嫁つまり義理の息子と娘です。昨日は警察官になって異郷に勤務する末息子を除いて5人が勢ぞろいして父の日の祝いに駆けつけてくれました。昨年秋に結婚した息子夫婦は息子嫁が選んで買った涼しげなシャツと帽子、娘夫婦は温泉の入浴券をそれぞれ持参しての参加ですが、看護学生身分の次男は何もなく朝から逆手塾に使った道具類をしまう私の手伝いとマッサージという勤労奉仕です。子どもそれぞれがそれぞれの身分に応じた形で感謝の意を表明してくれて、いつもながらの気配りに感謝しきりの一日でした。大学に勤める娘婿は妻の作った昼ごはんを食べて早々に引き上げましたが、久しぶりに昼からおご馳走を食べ、持ってきたものよりとって帰るものの方が多い手合いで三々五々引き上げて行きました。残った次男が「今日は温泉にでも行ってきたら」と勧めるものですから、夕方松山市内の温泉に出かけました。日曜日しかも父の日という誰が作ったのか分らない祝日とあって、郊外のレストランや温泉はいつになく活気があって、親子連れの姿が目立っていました。
先月の母の日も同じようなパターンで祝ってくれた子どもたちに感謝し、幸せを感じながら何時になく神妙な話を妻としました。退職して約1年3ヶ月の暮らし方、無職になった私の役割、人間牧場の出来事、サンデー毎日といいながら忙しく振舞う私とお勤めを続けている妻の健康、子どもの将来、親父の暮らしぶりなどなど、とどめもなく四方山話をしました。
一番の気がかりは同居の次男の将来と親父の健康です。次男は看護学校の5年生で今年が学生最後の年です。年齢的には遅いサラリーマンから学生への転身でしたが、彼なりに頑張って特待生になる幸運をつかみ授業料タダなので出費は極力抑えられましたが、この4年半のうち1年半は私の退職のこともあり、彼なりに金を使わない涙ぐましい努力をしてくれました。今年は国家試験で看護士の資格に挑戦するし、就職も考えなければなりません。既に警察官になっている弟や姉兄から小遣いを貰う気恥ずかしさやプライドもあるのでしょうか、この4年半で随分逞しくなりました。演劇も続けてのここまでの生き方は110点をやりたい雰囲気です。10年以上も乗ったパジェロミニがかなり古くなって車を買い換えなければならず、先日友人の勤める車会社に妻と息子が見に行きbBとかいう車を買うことに決めました。2百万円するそうですが頑張っている息子への高いプレゼントになりそうです。
最近親父の衰えも目立つようになりました。88歳なので仕方がないことなのでしょうが、親父の姿を見るたびに私の将来を見ているような感じがします。やがて30年後には私も生きていたらこうなるのだろうという見本を見ているようです。親父の日々の暮らしは穏やかでつつましく、畑仕事と庭仕事、趣味の古物手入れが日課ですが、体の不調が少しずつ出始めているようです。何時までも長生きして欲しいものです。
夫婦で長生きして親父の歳を迎えればこれに越したことはありませんが、妻が最近健康に目覚めました。食べ物や散歩などみのもんたの影響とは思えないほどの気配りです。体重が55キロに減った私の健康も妻の心配の種ですが、自分の健康も少し気になり始めたようです。
「父の日は 幸せ感じる 反省日 子供のためにも 健康第一」
「息子嫁 センスがいいね プレゼント 帽子被って まるでマネキン」
「4人もと 生んだ頃は 思ってた 育ってみれば 多くはないね」
「また一つ 峠を越えた 父の日か しみじみ思い 次の峠を」