shin-1さんの日記

投稿者: | 2008年3月19日

○サンプル

 最近都会の街を歩いていると、色々なプレゼントを訳もなく貰うことがあります。例えばプレゼントといえるかどうか分りませんが、ティッシュペーパーなどはその典型で、同じ道を往復すると、「さっき貰ったばかりなのにこの人は渡した人の顔を忘れているのかしら?」と思うほど、同じティッシュペーパーをくれるのです。多分渡すことを依頼した側はできるだけ多くの人に渡して欲しいのでしょうが、渡すことを依頼された側は与えられた時間に与えられた量を配るのがノルマであって、要は誰に渡したかなど問題ではないのです。ティッシュペーパーの出所は主に消費者金融などへのお誘いで、ティッシュに手を出しても、うかつに誘いに乗ってはいけないのです。

 昨日は会合に出席するため松山へ出かけました。出かけるというよりは県庁所在地の松山での会合が多いため、品数豊富なスーパーや本屋など立ち寄る店が多く、見慣れた風景を見ていると、まるで松山からわが家へ通っているような錯覚さえ覚えるのです。立ち寄ったスーパーは夕食の買い物時間だったせいでしょうか、レジは多少混雑していました。食料品売り場の店内を歩くと試食品があちらこちらに置かれていて、主婦たちはつまみ食いしながら買い物を楽しんでいました。勿論手をつないでいた子どもにもそんな試食品を食べさせながらの買い物です。「おひとついかがですか」と勧められましたが、会合へ行く途中なので辞退し、レジで支払いを済ませ店を出ました。

 化粧品、食料品、日用品、飲料品、これが試供品の4大品目といわれるように、テレビでも雑誌でもインターネットでもお目当て新商品をPRするための誘いが行われています。その最たるものは化粧品で、「サンプルを送りますのでお試し下さい」とか、「自信があるのでアンケートにご協力下さい」とかいって、申し込みした人にサンプルを送りつけるのです。「無料でそんなことしたら損をするのでは?」と思いがちですが、サンプルに関するコンサルが綿密に消費者の心理を分析してアドバイスをしているだけあって、しっかりと投資効果をキープしているのです。主婦の場合思い込みが強く、一度使うと「自分に合っている」と思い込み、「綺麗になった」と褒められると有頂天になってアリ地獄の底まで付き合うそうですから、用心しなければなりません。「特にお客様の中からあなただけが選ばれました」となると余計有頂天になってしまうのです。

 この頃ふと気がつくことがあります。お年寄りがテレビを見るのは水戸黄門などの時代劇が多いのだそうですが、その時間帯になるとヒアルロンサンやグルコサミン、コラーゲン、ブルーベリーエキスなどとお年寄りの心情をくすぐるようなサプリメント商品の宣伝がテレビから訳もなく流れているのです。お年寄りにとって元気の減退、足腰の痛み、目のかすみ、頻尿不眠、糖尿病などなど健康への不安は枚挙に暇がなく、さもそれらを飲んだり食べたりすれば、即そうした悩みから開放されると勘違いを起すのです。その結果高いサプリメントに手を出して、かえって健康を害することがあるのです。

 人の事をいえぬ経験を私も持っています。青汁がいいと雑誌に書いてあって、「このハガキを出せば無料サンプル送ります」に釣られて送ったのです。間もなくサンプルは送られてきましたが、その日から電話攻撃に会い青汁どころか青色吐息となってしまいました。美味しい話には必ず裏があります。サンプルにご用心。

  「サンプルや 試供品攻め これでもか 相手の作戦 一枚上だ」

  「東京じゃ ペーパーもない 当たり前 ティッシュ助かり ほっと一息」

  「裏を見りゃ 消費者金融 PR 期待はずれの 人に渡して」

  「ハガキ出し 送られて来た 試供品 電話攻撃 青色吐息」