〇スケジュールの突発的変更
私はリタイアして11年目になるというのに、妻が驚くほど何がそうするのか、相変わらずの急がしさで、愛用のWriting Calendarには毎日のように、講演や会議、人に会う約束などなどの藪用が、所狭しと書き込まれています。ゆえに昨日の葬儀のように、変更しようとしても変更できない突発的な出来事が起こると、相手には悪いのですが断腸の思いで直前になって、お断りの電話を入れなければならないのです。
今回は講演のキャンセルと視察の変更の2件でした。講演のキャンセルは無理を言い、相手の了解を得て代役を立て事なきを得ましたが、広島県三次市三和町の坂田尚也さん一行が、人間牧場へ研修にやって来るスケジュールは変更することができず、そのお相手を親友の浜田さんと公民館の隅田さんにお願いしてしまいました。お二人には随分迷惑をかけたので、その罪滅ぼしをしなければならないと深く心に刻みました。
坂田さん一行9人は、広島からスーパージェットで瀬戸内海を松山へ渡り、列車で双海町入りです。下灘駅に12時24分に到着した一行を、浜田さんと隅田さんに迎えてもらい、人間牧場へ案内してくれたようです。人間牧場では私に替わって浜田さんがレクチャーをしてくれました。その後翠小学校や、留守ながら私の海の資料館海舟館と私設公民館煙会所を見てもらい、シーサイド公園を見学した後、上灘駅から宿泊先の松山へ送るというスケジュールでした。
葬儀場清浄園から浜田さんに電話を入れ、シーサイド公園にいた坂田さんとも電話で会話し、事なきを確認して少し肩の荷を降ろさせてもらいました。予定していたロケ風呂での足湯のサービスや、私の話はまた次の機会にということで、お茶を濁してしまいましたが、心残りの一日となってしまいました。親父の葬儀で講演と年輪塾の修学旅行をキャンセルした、3ヶ月前の苦い出来事といい、また春先には若嫁の父親の葬儀の際の講演キャンセルといい、諺の如く「二度あることは三度ある」でしたが、もうこんなことはないよう祈っています。
「叔母急逝 どうしようもない 理由にて キャンセル相手 戸惑いすまぬ」
「代役で 昨日はどうにか 乗り切った 大きな借りを 作ってしまう」
「二度ならぬ 今年三度目 もうこんな ことのなきよう 心に祈る」
「このような 時を女時と 言うそうな 男時ばかりじゃ ないこと知った」