〇煙会所へやって来た親子連れ
昨日は季節の変化を感じさせる、肌寒い天気でした。それでも地元小学校の運動会が開かれたので、午前中家族みんなで小学校二年生になる孫希心の運動会の参観に出かけました。少し早い昼食後、私は来客予定があったので帰宅し、テレビを見ながら午後1時30分の約束時間を待っていると、時間通り親子連れはわが家へやって来ました。お父さんは私の長年の親友A先生です。先生は地元の中学校の先生ですが、地元高校に通う高校3年生の息子さんが受験のようで、受験のヒントになればと私を訪ねてきたのです。
私の元へは毎年この時期になると、2~3人の高校生が受験のためにやって来ます。昔のように偏差値一辺倒の受験でなく、最近は学校から推薦を受けて、面接やプレゼンテーションで受験する方法を採用している大学もあり、特に地元の大学では地域活性化に貢献するべく、地域づくりについてのコースもあり、年々その傾向が強くなっているようです。私の話など余り役には立たないかも知れませんが、これまでは私の援助も少しは役に立ったのか皆さん合格して、一生懸命学んでいる学生もいるのです。
A先生は地元の学校に勤めているゆえ、自分の子どもを例え優秀であっても、ただでさえ生徒数の少ない地元の高校を足蹴りにして、他市町の高校へ通わせることはできず、地元の高校へ進学させていますが、将来は家業の農業を継ぎたいという希望もあって、農業系の進学を目指しているとのことでした。四畳半の囲炉裏の部屋に囲炉裏を囲んで三人で座り、積もる話を2時間ばかりしました。50歳以上も年齢が離れている私の話が、18歳の高校生の心の扉を開くことができたかどうかは疑問ですが、生徒会長も務める礼儀正しい立派な高校生は、必ずや目標を掴み取ることができるものと期待しています。
人は誰でも何がしかの目標を持ち、私の人生がそうであったように、その目標に向ってチャレンジするものです。時には辛いこともあるでしょうが、しっかりと前を向いて生きていって欲しいと願っています。私の4人の子どもも学業を終え、社会人としてそれなりの人生を、もがきながらも歩んでいるようです。親は助言や手助けはできても結局その難関を切り開いて行くのは本人しかできないのです。さあもう一分張り親も子も頑張ってください。陰ながら応援しています。
「煙会所 囲炉裏囲んで 三人が 思いつくまま 人生語る」
「高校生 受験の季節 やって来た 将来見据え 夢に向かって」
「五十歳 以上も開き ある私 若者心 扉を叩く」
「住む町に 思いを寄せて 生きてゆく これから先も 田舎誇りに」