〇人間牧場10周年記念年輪塾公開セミナー&10周年の集い(その4)
講義と鼎談を終え、15時からは南向きにしていたステージをがらりと替え、馬路村産魚梁瀬杉の切り株台座をウッドデッキに運び出し、北向きにしました。南向きは私の蔵書が雑然と置かれた学習風情でしたが、北向きは瀬戸内海の海と青空がバックです。前と後をセットし替えただけで、こうも雰囲気が変るものなのかと思わせるほどの驚きでした。10周年の集いはセレモニー、人間牧場での活動報告、リレートーク「人間牧場主を語る」、夕日亭大根心師匠の新作落伍と4本立てでした。
筆頭塾生の浜田さんが進行役を務めましたが、かつて私も代表運営委員を務めたえひめ地域づくり研究会議の渡辺浩二さんがお祝いに駆けつけ、祝辞を述べていただきました。その後人間牧場での活動報告では、双海子ども教室スタッフの赤石雅俊さんが、子ども体験塾を中心に話をしてくれました。赤石さんは前年度まで公民館主事として7年間子ども教室の事務局を担当しました。異動で福祉課へ移っていますが、子どもの成長もさることながら赤石さん自身も人間牧場で多くのことを学んだようでした。地域おこし協力隊の冨田さんは都会からやって来て、慣れない異郷の地で大いに活躍してくれ、このほど4年間の任期を終えました。現在は双海町日喰に民家を借り受けて定住し、元気い~よプロジェクトを立ち上げ、活発に活動していますが、自分のこれまでの活動を総括しながら、人間牧場や私とのかかわりを話してくれました。
リーレートーク「人間牧場主を語る」では、浜田さんが参加者の中からピックアップした人が次々前に出て、私の犬も食わず猫も見向きもしない悪口(大笑い)を、大いに言い合ってくれました。歯が浮くような美辞麗句を並べられると喜ぶ人もいますが、私にとっては嬉しいトークとなりました。気がつけば退職して早10年、だけどたかが10年されど10年、多くの人に生かされて生きていることを、実感するようなお話でした。私はこれからも目標としている85歳まで行き続けなければなりません。よりよき人生を生きるためには、私の人生の窓口である青年団活動で得た、①仲間、②主張、③ふるさと、④感動、⑤夢という5つの道具を使わなければなりません。とりわけ大事な多くの仲間と共に、楽しい学びと交流を続けたいと心に誓ったひと時でした。
「10周年 色々あった 出来事を 振り返りつつ 生き方探る」
「悪口を ジョークに替えて 話す友 胸にジーンと 込み上げてくる」
「目標は 85歳と 人生を 決めて生きてる 後は字余り」
「牧場に 愉快な仲間 集まりて ワイワイガヤガヤ 蜂の巣のよう」