○第二期年輪塾②
朝10時にいつもの潮も灘コミュニティセンターに集まり、人間牧場で年輪塾のセミナーが始まったのは10時30分からでした。私は塾長なのですが皆さんの学びのサポートをするため、8時に人間牧場へ上がり、かまどに火を燃やし、昼飯の準備をしました。昼食時間を1時間としているため12時過ぎにはご飯と味噌汁が出来上がっていないといけないのです。この作業は全て私と松本さんの仕事なのです。
昨日は先月ウィーンの日本人学校へ3年間赴任していた由並小学校の中尾先生が年輪塾に入会されて早くやって来て準備を手伝ってくれて大助かりでした。大番頭の米湊さん、小番頭の松本さん、それに中尾先生の三人は私が教育長をしていた時代の教育委員会の同僚なので気心が知れていてすっかりお世話になりました。
清水塾頭の指導で午前中は90分代「表的日本人」の輪読をしました。酸化した殆どの人を指名して輪読してもらい、その都度その内容の意味することを清水塾頭が解説をするのです。微細な解説はとても参考なることばかりでした。ジョンF・ケネディが愛読をしたということですっかり有名になった内村鑑三の「代表的日本人」は私も未読だったため清水さんにお願いして購入し、事前に読破して望んだため良く分かる話でした。
講義が始まって約60分が過ぎたところで私と松本さんはかまど小屋に入りご飯と味噌汁を作りました。かまど小屋ができてから既に5~6回もかまどでご飯を炊いているため、おおよそのことは分かるようになりましたが、水加減は失敗が許されないので晴美さんお願いして見てもらいました。お陰さまでそんなに焦げもせず美味しいご飯と味噌汁を作ることができました。
米は清水さんが調達したもの、漬物はそれぞれが持参したものだけのシンプルな食事でしたが、2升5合炊いた二釜のご飯も、30人分の食が賄える煙会所専用の大きな鉄鍋いっぱいの味噌汁も全て完食となりました。
午後からは90分、今度は参加者にネット配信されている尊徳翁夜話の解説を実話を交えながら、話してもらいました。その後ゲストスピーカーとして招いたエコバイオ株の立川京介さんのお話を聞きました。立川さんはコープえひめの理事長を務めた立川百恵さんと、高知大が宇野学長を勤めた立川涼先生のご子息で、銀行マンから転進した方です。天ぷら油を再利用する事業に取り組んでおられますが、話は中々楽しく中身の濃いものでした。
午後4時で一応終了となりましたが、久しぶりに学習らしい学習をした充足感を感じました。後片付けをして急いで松山で開かれた地域社会実践交流会の実行委員会に参加するため松山に向かいました。どうにか委員会には間に合いましたが、清水さんから電話が入り、「久しぶりに心地よい充足した疲れた感じたようです。それもそのはず3時間もぶっ通し喋り続けたのですから・・・・。
私塾ながら年輪塾という名の基に始まった第二期目の年輪塾もある意味いい方向へ向かいそうでホッとしています。手綱を緩めることなくいい年輪塾に育てたいと、清水塾頭と誓い合いました。
昨晩は久しぶりに仲間と二次会に繰り出し、ウーロン茶ながら付き合って自宅へ帰ったのは12時でした。
(岡崎直司さんから配信された写真・立川さんのお話)
(マジックを披露する馬路村の木下さんとアシストする四万十市の和田さん)
「家でせぬ 飯と味噌汁 調理する 年輪塾の 俺の仕事と」
「シンプルな 飯と味噌汁 故なのか 釜鍋底が 見えるが如く」
「その昔 力碗力 思ってた 金や情報 よりも心力」
「天ぷらの 使い捨てたる 油にて 車が動く 何と痛快」