人間牧場

〇お宝箱
 親・子・孫などわが家は4代にわたって貧乏な家系ゆえ、家中探してもお宝など出てくるはずはありませんが、昨日親父の暮らしていた隠居で探し物をしていたら、何やら見覚えのある、大箱・中箱・長箱の木の箱3つが親父の茶箪笥の上で見つかりました。親父が大事にしていたもののようで、親父が亡くなって8年になるというのに埃も被らず綺麗なままでした。

親父のお宝箱

 その一つ中箱には親父の写真類が入っていました。親父の生きた時代は晩年を除けば、庶民ゆえ写真など余り縁のない時代でしたから、それほど多くの写真は残っていませんが、中には親父が一番大事にしていた戦時中の写真が出てきました。戦争中2度にわたって中国へ陸軍兵として出生し、傷痍軍人となり日本各地の陸軍病院を転々とした頃の、セピア色に変色した写真は、親父の形見のようなものです。

 さてこれらのお写真をどうするか、棄てる気にもならず、12人兄弟姉妹の結婚式記念写真とともに綺麗に封印して、海の資料館の資料として残すことにしました。ふともし私が死んだら、私の撮った膨大な写真や写真はどうなるのだろうと思いました。私にとっては貴重でも、息子にとってはタダの紙ごみでしかありません。そろそろ終活や断捨離をして、しっかり整理をしておかなければならないと思いました。さてこの写真の大箱と長箱に何が入っているか?、楽しみは次回。

「茶箪笥の 上に置かれた 宝箱 3つもありて 興味津々」
「中箱を 開くと中に 写真類 親父にとって まさにお宝」
「この写真 親父亡き後 価値もなく それでも戦争 当時ありあり」
「ふとわが身 死んだら写真 どうなるか? 紙ごみ扱い 息子は捨てる」

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