人間牧場

〇年齢合計255歳の座談会(その2)

 暫く訪ねていない関印刷本社界隈も、少し様子が変わっているから気をつけてと、藤原さんから電話で聞いていたので、少し早めに到着するよう出かけましたが、到着直前に携帯が入り、藤原さんは律儀にも駐車場近くで待ってくれていました。早速本社の7階に案内され、見覚えのある応接間で久しぶりに、関奉仕財団会長の関さんにお会いしました。

年齢合計255歳の座談会
年齢合計255歳の座談会

 藤原さんから聞けば関さんは94才の高齢ですがなおかくしゃくとして、多少耳は遠くなったようですがお元気なご様子でした。案内していただいた藤原さんも90歳と聞き、なおなお驚きを隠せませんでした。早速長年の支援に対するお礼を述べ、これまでの活動の経緯や最近の活動について説明をしましたが、関さん94歳、藤原さん90歳、私71歳という年齢合計何と255歳の高齢座談会が実現したのです。

 私は資金支援を断わるつもりで出かけたのに、何年か前関さんと藤原さんを人間牧場へ案内した思い出話に花が咲き、71歳はまだまだこれからで、むしろ人間牧場での活動で十分だと励まされてしまいました。子どもふるさと体験塾や年輪塾での人づくりも大いに結構と満足され、時候がよくなったらまた人間牧場を訪ねたいとのことでした。ささやかなお土産のつもりで持参した人間牧場で採った蜂蜜の瓶詰めを差し上げ、大層喜ばれました。

 人間は何歳まで元気で生きられるのでしょう。去年亡くなった親父の姿と関さんや藤原さんの年齢を重ねながら、色々な話を聞きました。希望や目標を持って生きることの大切さをしみじみと思い知らせれました。お二人に比べると私はまだまだ青二才です。今一度スイッチを入れ直し、再起動しなければご恩に報いることはできないと思いました。藤原さんは90歳ですが、本社まで自分が運転した車で来られたようでした。毎日山歩きを欠かさない藤原さんのかくしゃくとした姿にも、深い感動を覚えた意義ある再会だった、年齢合計255歳の座談会でした。

  「三人の 年齢足せば 255 71歳の私 まだ青二才」

  「断わりの つもりが逆に 励まされ 後に引けない 状況なりて」

  「違うなあ 希望や目標 持った人 かくしゃく生きて 俺も頑張る」

  「スイッチを しっかり入れて 再起動 ゼロに戻して 出直す覚悟」

 

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