○奈良駅前の旅先ホテルにて
旅先奈良の駅前にあるロハスを謳い文句のスーパーホテルに泊まり、旅の疲れで昨晩11時に、テレビを見ながら眠ってしまいました。ふと気がついて目が覚めたのは午前4時でした。これは何も珍しいことではなく、家にいても夜12時に床に就き、朝4時に目が覚める習慣なのです。したがって昨晩は日ごろの暮らしより1時間も余計寝た計算になるのです。それもそのはず昨日は朝4時に起きて身支度を整え、朝5時に家を出て仲間とともにレンタカーに乗ってはるばる奈良県まで旅足を伸ばして多少気疲れしていたからかも知れないのです。
昨日の夕方妻から旅先に電話がかかってきました。これも旅先にかかるいつもの電話なので、「そちらの天気はどうか?」「何か変わったことはないか?」「親父の具合はどうか?」くらいの短い消息確認なのです。電話をしてきた妻もいつもと同じように「そちらの天気はどう?」「体調はどう?」「いつごろ帰るの?」「お土産は柿の葉寿司と葛餅がいい」などと注文し、最後は「旅ができて羨ましい」で「それじゃあ待ってるから早く帰ってね」で幕を閉じるのです。
この何気ない会話は、毎日のように全国を講演などで飛び歩く私の体を心配して、退職して6年間変わらぬ定期便のような妻からのメッセージなのです。
今朝は朝起きてもまだ外が暗いため散歩にも出られないため、エレベーターでロビーまで降りて、パソコンの前に座り、思いつくままにこの部ログを呼び出して、思いつくままに書いているのです。
横のもう一台のパソコンの前には、中国人と思しき若い女性がすでに陣取り、パソコン画面を見ながら国際電話をかけて画面を操作しています。電話でのしゃべる声は時折笑ったり怒ったりで、少し声が大きくなり、我に返って小さくしたり、中国語なので何の話か分からず、時々諭すように私もわざと咳払いをしたりしています。
ホテルの朝は早く、既に若い女性たちは荷物をまとめてエレベーターから最終階の4階まで降りてきて、ロビーのある4階から別のエレベーターに乗り換えて出発しているようでした。
今日はこれから温泉に入り一風呂浴びて身支度を整え、6時半に軽い朝食をして、8時にはホテルを出発して奈良界隈の遷都1300年を迎えている古都を訪ね歩きます。土産話は帰ってから手持ちのデジカメ写真を交えながら紹介したいと思っています。
「世の中は 随分便利 なりにけり ホテルのロビーで ブログが打てる」
「旅先に 安否気遣う 妻の声 いつもながらの 優しき心」
「いつもより 少し余分に 寝て起きる 眠気覚ましに ホテルのお湯で」
「ロハスゆえ 無駄がないのか カミソリも なくて持参の カミソリ出して」