〇えっ、モデル撮影会ですか?
昨日は昼食休憩のため自宅に戻った妻を誘い、田舎のオープンカーで近所の桜を見に出かけました。前日陽気に誘われて、桜の写真を撮りに出かけたその美しい桜を、妻にも見せてやりたかったからです。まず最初に潮風ふれあい公園に出かけました。
嫌がる妻をモデルに立たせ、モデル撮影会と洒落込みました。夫の私が言うのも可笑しいのですが、昔は私が一目ぼれ(うそ)した妻も、長年の私の酷使のお陰でその姿は見る影もなく、すっかり所帯やつれしていて、人様に見せるような写真には写らないものの、まあ犬も食わぬと故障しかかったデジカメで桜の花を主体に、刺身のつまのような付け足しで撮りました。
嫌がる妻を桜の前に立たせ、「ブログには絶対載せない」という口約束で撮ったのですが、その出来栄えもそこそこなので、妻の目を盗んで約束を破り、こうして勝手に紹介しています。妻には内緒にしておいてください。
(ここが今年も双海町の一押し桜の名所、潮風ふれあい公園千人塚の写真です)
(潮風ふれあい運動公園近くにて)
(大通寺山門前の前の枝垂桜の前にて)
桜も美しいのですが、桜の前に立つ普段着の熟年のおばさんもそれなりだと感心しました。妻は私より一つ年下で結婚したので、追い越されていないのであれば今も一つ違いのまま、確か65歳-1歳=64歳のはずなのです。まあどちらが先に死ぬか分かりませんので、一つや二つの違いは五十歩百歩でそんなに変わるものではありません。
仕事や家事など雑事の多い妻は、たまの休みの日曜日にも娘や息子の家族がやって来て、殆ど自分の自由時間などないに等しい日々を過ごしているので、こんなに駆け足での桜花見なのに、「まあこんなに近くにこんなに綺麗な桜があるなんて」と感心して、「お父さん、今日は言い桜を見せてもらった」と喜んでいました。私の株も少し上がったようでした。
昨日は乾いたかき餅をダス缶に入れたり、乾燥し終わったひじきやワカメを収納したり、更には感想に使ったサナを納屋にしまったりと、妻に言われるまま家のこまゴマを殊勝にも手伝いました。お陰でそこら辺がすっきり片付き、いい一日となりました。
相撲取りが処理のインタビューで「一日一番を大事にとってます」という言葉を借りれば、やはり老いを迎えたこれからは、一日一日を大切に穏やか暮らして行かなければなりません。亭主関白な私もそろそろ年貢の納め時、少し妻の言い分も聞き入れて、いい亭主になろうと心がけているつもりの今日この頃です。
「ブログには 絶対書くな 言われたが 犬も食わない 約束破る」
「一目惚れ したはず妻も いつの間に 小太りおばさん こちらおじさん」
「花を撮る つもりが妻に ピント合い それなり写る 田舎の桜」
「近場でも 綺麗な桜 あるんだね 感心しきり 妻も感激」
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sasakiさん
人に見せるような写真ではないのですが、自分のブログだから「まあいいか」と思って載せてしまいました。
まあ桜も、家内も今が一番若いのですからご容赦下さい。
これまで妻に苦労ばかりをかけてきたので、これからは罪滅ぼしをしようと、殊勝にも思っています。
人間牧場主 若松進一
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満開の桜に奥様のお姿がまぶしい。
羨ましい仲のよさですね。
カメラの腕を信頼している奥様を感じました。