○風邪で原稿書きが大幅に遅れる
昨年は正月を挟んでぎっくり腰に悩まされ、整体院へ何度も足を運びましたが、今年はこともあろうか風邪をひいてしまい、戸外へ出ることもできず悶々の日々を送っています。正月休みには「夕日徒然草・水の書」を執筆するよう予定に組んでいて、本当は年末に全ての原稿が書き上がる計算でした。しかし風邪の症状がおもわしくなく、気分が乗らないのです。気持ちは焦るし、こんな気持ちで書くと出来上がった原稿もどこか沈みがちなのです。やはりいい原稿を書こうと思えば体を万全にして臨まなければならないようです。
昨日は熱っぽい私を見て妻が体温計で計ったところ38度5分もの熱が出ました。熱なんか出たこともないのですから妻は心配をして、ヒエピタという孫のために買っておいた熱さましのサロンパスのようなものを額に張り、熱い粕汁を作ってくれました。そして早々9時には風呂も入らず床に就いたのです。咳と痰が絡んで体の節々が痛くてたまらないので、夜中は何度も目が覚めましたが、余り寝過ぎると腰が痛くなるので、今日は少し遅めの6時に起床しました。
妻曰く、「お父さんあんたももう若くないのだからあまり無理をしないようにしてください。この一年とにかく傍で見ていてもよく体が持つなあと思うほど動き回っているのだから、この際正月はゆっくり休んでい英気を養ってください」と肩を持ってくれました。
確かに思い当たる節はいくつかあります。今年は全国大会などの大きなイベントが沢山あって、年中忙しく振舞いました。また講演活動に加え人間牧場の活動もいよいよ活発になり、毎日空いた日が殆どないのです。私の歯車も順調に回っている間は間断なくいいのですが、少し狂うとガタガタになるような気がしているのです。
生涯現役を掲げているものの、「そうだ、あれとあれから身を引こう」と心に決めていますが、うまく軟着陸できるかどうか心配です。
数日前、東京の出版会社から一冊の本が届きました。私が頼まれて書いた今年一番長い原稿用紙50枚の刷り上がりです。妻に読んで聞かせると「お父さん、よくもまあそんなに長い文章が書けるね」とあきれ顔でした。最近は請われるままにエッセーや文章も書いていて、これも年間では相当量に上るのです。愛媛新聞社の【自悠くらぶ】というサイトには毎週必ず1本の記事を書いて送らねばなりませんし、あれやこれやの締め切りに追われた原稿書きも少しボディブローのように体に効いているのかも知れません。
そういえば最近は人間牧場の作業も冬に入って一休みのため、体力をつけるような運動も不足しているようです。あれやこれやと思い当たることを改善することも大切ですが、ともあれ風邪を早く直して元気に新年を迎えたいものです。
「風邪ひくと 妻が優しく なりにけり それもそのはず 大黒柱」
「お父さん あんたは偉い 褒めてくれ 長い文章 書くのですから」
「この一年 とにかく動いて 働いた たまには気分 優れぬ時も」
「俺の顔 鏡に写して 驚いた まるで病人 これはいかんな」
「