〇サンセットロマンティッククリスマス
昨日は幼稚園が冬休みになったの孫朋樹がわが家へ泊りに来るので迎えに行きました。師走の国道は松前町の商業施設エミフルへ行く車で、お昼ころだというのに少し混んでいました。最近は片側2車線の国道56号線も重信橋辺りまで混んで、余裕を持って早めに出なければ時間が読めないほど混雑するのです。
着替えをバッグに入れて出かけようとうすると、1歳半の孫尚樹もお兄ちゃんと一緒に行きたいような心境で、困ってしまいました。孫はまだ昼食を済ませていなかったので、どこかで食べようと思っていましたが、マクドナルドのハッピーセットというのが欲しいらしく、松前町と伊予市の境目付近にあるドライブスルーの店に立ち寄り、店内に入って注文しました。私などは孫と一緒以外にはこんな店に入ることは殆どないので買い方さえまごまごですが、そこは心得た孫のこと、ハッピーセットとダブルバーがを注文しました。ファストフーズの店は若い人で混雑していましたが待ち時間も殆どなく、1050円を払って席に着きました。さてどちらを私が食べるのかなと思いきや、朋樹は二つとも自分で食べる算段で注文したらしく、おまけに貰ったおもちゃをいじりながらぱくつくのです。あっけにとられて見ていましたが、まあ凄い食欲で、あっという間に二つとも平らげてしまいました。私はフライドポテトを少々いただいた程度なのです。
双海町へ帰ると町内を子どもが沢山歩いていました。「そうか、今日は3時からクリスマス行事があるのか」と思い出し、車を灘町集会所近くの駐車場に止めて、孫と一緒に歩いて行きました。まだ2時40分だというのに子どもを同伴した両親や祖父母の列は、恋人岬の突端を越えて砂浜にまで伸びていました。顔見知りの人も沢山いて世間話に花を咲かせながら列の中へ入って待ちました。昨日は前日からの北西の風が収まらず、パラグライダーに乗ってサンタやトナカイが空からやってくるという奇抜なイベントは出来そうもないとと思っていましたが、偶然にも風が少し治まり、ランディング場からパラグライダーが5基飛び上ったのが肉眼で確認できました。
このイベントも私が現職ごろに始めたもので、もう10年を超えて受け継がれていますが、当初はNHKの全国ニュースに出るなど注目を集めていましたが、参加人数は衰えることなく子どもたちに夢を与えているようです。
やがて風に乗ったパラグライダーがシーサイド公園上空に到着し、空中をぐるぐる回ってデモンストレーションをやりました。参加者たちは一応に天を仰ぎトナカイやサンタに扮したライダーが着地するのを待ちました。ライダーは代表の高木さんはじめベテランでお馴染の面々だけに着地もバッチリで、みんな大喜びでした。
はてさて用意したプレゼントは600個を超えていたそうですが、主催者は余りの多さに大慌てして追加に走っていたようです。600人の子どもに600人以上の付き添いが付くのですから、長蛇の列は西側砂浜の西突堤まで伸びていました。お菓子を貰った孫も嬉しそうで、いいクリスマスプレゼントができたようです。
孫と長蛇の列に加わりながら、シーサイド公園を整備したり運営した12年間の思い出がふと蘇ってきました。もうそれらの思い出はすっかり過去のものになりましたが、私の青春の履歴書にはしっかりと刻みこまれているのです。これからも人の想いや物語を加え発展してほしいと願いながらシーサイド公園を後にしました。
「大空を 飛んでサンタが やって来た 夢のようだが 粋なイベント」
「ハンバーガー 二個も平らげ 澄まし顔 来年一年 大きく成長」
「身ぶるいを するほど寒い 砂浜で 十二年間も 掃除したとは」
「ここでしか できないことが オンリーワン そうすりゃ自然 人が集まる」