shin-1さんの日記

〇冬至かぼちゃにユズ湯

 昨日は一年中で最も昼が短く夜が長~い一日といわれる冬至でした。暦の説明には「二十四節気の一つ。旧暦11月子の月の中気で、新暦の12月22日~23日頃。太陽の黄経が270度に達し、冬至線の上に直射するときである。」と書いています。この説明を読んでもピンとこないため注釈を読んでみると、「この日、北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなります。そのため昼が一年中で一番短く、夜が長くなります。この日を境に一陽来復、日脚は徐々に伸びてきます。」と付け加えていて納得するのです。でもまだ納得できないのは、冬至で太陽が最も低くなるのになぜ寒いのか、また今日から陽が長くなるのになぜ寒いのかという暦と日常気象のずれの説明がなされていないのです。気象予報士が「暦の上では・・・・」といつも注釈を付ける旧暦と新暦の違いなど、私たち凡人には分からないことばかりなのです。それでも四国愛媛県に住んでいると5時ころに日が暮れて、朝7時ころに夜が明ける今の暮らしよりは、7時半ころに陽が沈み4時半ころに西の空が明るくなる夏至の頃の方がなんぼか暮らしやすいのです。

 昨日は前日に人間牧場で畑の隅をたった一人で開墾した重労働?がたたって、少し風邪気味のようで、気分がすぐれず、咳も少し出ていました。朝10時半から友人の母親が亡くなって葬儀に出かけ、夕方4時からは元町議会議員が旭日双光賞を受賞した叙勲祝賀会に出席し、疲労困憊といったところです。でも家へ帰ってみると妻は冬至のことをちゃんと覚えていて冬至カボチャを煮てくれていました。このカボチャは親父が家の畑で夏の間に収穫して、倉庫の隅に保管していたものです。美味しいカボチャが年中出回る当世なので、正直味はは少し落ちているような感じもしましたが、十分美味しく食べれました。カボチャはこのようにジャガイモやサツマイモ、タマネギとともに保存の効く野菜です。中央アメリカから南アメリカ北部を原産地とするウリ科の植物で日本カボチャと西洋カボチャに大別されますが、日本カボチャは16世紀中ごろポルトガル船によってカンボジアからもたらされ、カボチャの名前はこの時の伝来先に由来していると聞いて「南瓜」も「カボチャ」も納得するのです。さて昨晩食べたカロチンは体内でビタミンAにかわって肌や粘膜を丈夫にし感染症などに対する抵抗力をつけてくれるそうですが、風邪気味な体に効くかどうか心配です。


  昨日は高知県馬路村の東谷組合長さんから送られてきたユズを風呂に二個いれユズ湯を楽しみました。ユズ湯に入ると美肌効果や冷え性にも効いて体が温まり風邪をひかないともいわれていますが、ひいた風邪には効くのかこれもユズに含まれているビタミンCの効果だそうですが、こんなことぐらいで風邪をひかないようにはなるまいと半信半疑で風呂に入り、二個のユズを妻と二人で体に擦りました。

 さてさて冬至とユズ湯とどんな関係があるのか、それは湯につかって病を治す湯治とかけているようです。5月5日の菖蒲湯もユズ湯と同じ願いかも知れません。

 まあカボチャもユズもその効き目は別として、日本人が編み出したある意味での歳時記なので、これからも大切にしてゆきたいと思った次第です。


  「カボチャ食べ ユズ湯作って 息災を 祈った妻の お陰で元気」

  「ひいた風邪 カボチャユズ湯で 少しずつ 病は気から 快方向かう」

  「夜長く 妻は安眠 するけれど 私眠れず 大きな違い」

  「今日からは 陽脚猫の目 少しずつ 昼の時間が 長くなりぬる」

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