〇孫のお遊戯会
昨日の土曜日は孫の通う幼稚園でお遊戯会があり、娘から誘われてのこのこ出かけて行きました。幼稚園では年長組のため孫にとって運動会やお遊戯会は今年が最後なので何かと誘われるのですが、私の仕事が忙しく、運動会も結局は工面がつかず妻だけが出かけました。
昨日のお遊戯会は孫にとって特別な意味を持っているようなので、一ヵ月前の早いうちから私の予定帳にお遊戯会の予定を書き込まれていたので、講演の依頼も都合が悪いといって断っていたのです。娘は二人の子持ちですから多分長男のお遊戯を見ている間まだ幼い次男の面倒を見て欲しいくらいな軽い気持ちでの招待だったのでしょうが、物心ついたこの3~4年は私の相棒と呼ばれるほど身近な存在だったため、私としてもその成長を確かめたかったのが正直なところです。
今回のお遊戯会で孫朋樹は園長先生のあいさつに続いて、いきなり開会のあいさつに登場しました。
次の出番があるのでズボンも髪型もそのままで、上に制服を羽織っただけの姿で壇上に登場しました。「今日は私たちのためにお遊戯会に来て下さってありがとう。今は上手にやれるかどうかどきどきしています。最後までがんばりますのでよろしくお願いします。代表岡本朋樹」とまあ上手に大きな声で無事あいさつの役目を果たしました。私は一番前のカメラ席に陣取って孫の写真を撮ってやり大きな拍手を送りました。あんなやんちゃな孫がいつの間にこんなことができるような子どもに育ったのでしょう。教育とは凄いと幼児教育の成果に感心しました。
この日は13時開演でしたが、30分前にはいい席を取ろうと保護者や関係者がたくさん集まり、5分前の開場には2階のホールは満席状態でした。私たちは中ほどの席が取れましたが、座イスが子ども用なのに舞台が低いため人の頭を見るような感じでした。でもこれで十分で、自分の子どものプログラムがやってくると、最前列に敷かれたゴザ席がカメラ席になっていて、関係者がごっそり入れ替わるという算段です。ですから人の子ども演技など見えなくても余り気にならないようなのです。
孫の出番は最初と3番目、そして全員で出る最後があったようですが、最初のあいさつと3番目の演技が比較的近かったため、三番目の演技が始まると再びカメラ席に移動して写真を撮りました。
3番目の演目は踊りでしたが、アロハシャツを着た格好いいお兄ちゃんに扮して6人が踊る演技はまるで宝塚スターのようでした。私たち夫婦はこの踊りを最後にホールを出ました。というのもそでまでぐっすり寝込んでいた孫尚樹の子守りをするためです。妻の仕事の都合でお昼ご飯も食べていなかったので、銀天街をゆっくり乳母車を押しながら散策し、三越へ入ったり、白魂で中華料理を食べたりしながら3時の終演時間を待ちました。
昼寝の最中に私たちが乳母車で連れ出したため、孫はキョトンとしていましたが、美味しい中華料理に舌づつみを打ちながら嬉しそうにしていました。三越ではサンタクロースにプレゼントを貰いご機嫌な様子でした。
街はもうクリスマスムード一色でイルミネーションやポインセチが飾られひと際華やいだ雰囲気でしたが、それにしても官公庁のボーナスが出揃って最初の土曜日というのに客足は少なく、これも不況のせいか、はたまた郊外型ショッピングセンターエミフルの影響なのか、商店街には暗い影を落としていました。
「馬鹿ぶりを 発揮するよな 爺と婆 カメラ片手に 前列座り」
「いつの間に 相棒すっかり 成長し 開会あいさつ 立派務める」
「街中を クリスマスムード 彩るが 人が少なく 寂し商戦」
「乳母車 孫乗せ歩く 銀天街 メルヘン世界 夢のようです」