〇太陽なお母さんに黄色信号
このところ、寝つくほどの重症ではないにしても妻の体調が思わしくなく心配しています。多分風邪気味と一年の疲労蓄積が重なったのでしょうが、一昨日は肩がこったようなので病院で注射を打ってもらい随分楽になったといっていました。
どこの家庭の女性もそうでしょうが、妻は夫の私が言うのも変な話ですがまるでロボットのようによく働きます。女・妻・嫁・母・姑・職業人・ボランティア人などなど、まるで千手観音のような働きぶりで私をはじめ家族のために働きづめに働くのです。妻は近所の歯医者さんにパートで勤めるようになってもうかれこれ20年になりますが、その職場の同僚だった女性が、娘さんの急逝によって急に辞めたため新しい方が採用されて一緒に働いているのですが、少し仕事が重すぎるような感じがしています。病院の休日は日曜日だけなので、土曜日の夕方から長女の家族や長男の家族が泊まりに来るとその世話までのしかかり、孫の来訪が楽しみとは言いながら姑の苦労も並大抵ではないようです。日曜日に家族が増えると妻の休みは家族のために塞がれ、結局妻は働きづめとなってしまうのです。そのことは娘も息子も承知していて、来るときは妻の体調を気遣って電話をして予約が入るのです。
今年90歳になる親父の世話も少し気になるところです。親父は自分で何でもできるといいながら、同じ敷地内に住んでいるので、夕方4時過ぎには夕食の準備をしてやらなければなりません。夜間診療のある日妻は4時ころに一時帰宅し親父の夕食を作り運んでから再び病院へ引き返します。ゆえに昼間の休憩時間しか休めないのです。また長男の嫁であるがゆえに仏事も毎月21日のお大師様接待と称する赤飯づくりももう30年近くになりました。まあこうして述べてみると、救いは私が酒をやめたため迎えに行く役割がなくなったことや、酒飲みの友人が余り来なくなったためその世話が減ったことぐらいで、後は今も昔も妻の仕事量は減っていないのです。
私より一歳下ですから妻ももう63歳になりました。本当ならリアイアしてもおかしくない年齢です。体力の衰えも少し感じるというようになりました。これまでは自分のことばかり考えていた私ですが、このところの妻の体調不調を機会に、妻の健康や仕事の量についても考えて、少しでも手助けができるようにしなければならないと思いました。二日前私は妻のためにお粥を炊きました。お粥を炊いたといっても、米をひとつかみハイザーから取り出して手鍋に入れ、米を洗って水を注ぎ火にかけただけのシンプルな料理です。炊き上がったお粥を茶碗によそって梅干しを乗せ、先日妻と二人で作った沢庵を樽から取り出して切り、食卓に乗せただけなのです。「まあ珍しい、雨でも降らなければいいが」と前置きし、「お父さんも優しいのね」と褒めてくれました。「バカ野郎、俺だってやるときにはやるのだ」と減らず口を返して夫婦で大笑いしてしまいました。
妻の歯車が回らないとわが家は歯車が回りません。妻の体調不良が早く良くなるよう祈っています。
「妻一人 不調訴え 家の中 暗くなるから 不思議なものだ」
「俺の妻 油もささず 動くから 酷使したため 近頃ガタが」
「俺の妻 まるでゴム紐 切れもせず 何時の間にやら 伸びたままとは」
「お粥炊く 出来たぞ食べろ 枕元 梅と沢庵 添えて食べさす」
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奥様の調子はいかがですか?
家族で 誰が倒れても 大変ですよね~
お互いに 助け合って自分の事は 自分でするように・・・・しましょう 女性はなんでもこなせる
から、重宝だけど ゆとりが必要ですよねお大事に!