○雨の中の運動会
今日は台風崩れの低気圧や前線の影響で昨日に続いて雨の朝となりました。順延していた運動会も忙しい親の都合で先送りすることが出来ず、開始時間を1時間遅らせて開催する旨の有線放送が流れました。私は宇和島から人間牧場へお客さんが来るので、雨の降る中トラックで出かけました。一時はワイパーも早送りしないといけないように降っていた雨も、11時頃には上がって少し薄日の刺す天気にまで回復しました。
宇和島からやって来た人たちは私にNPOを立ち上げるためにはどうしたらよいか相談にきたのです。最近は福祉や教育の分野に限らずまちづくりにおいてもNPO立ち上げの動きがあり、平和運動を目指しているこの方々もNPOへの関心が深まっているようでした。私はNPOについては詳しくないので窓口となる行政機関や相談する相手を紹介しながら、水平線の家に置いてあるNPOに関する図書類を貸してあげました。二人の女性は今回が2度目ですが、ご主人は初めてとあって、私たちが話している間自分でカギを開けて人間牧場のあちこちを見学していましたが、やがて納得したのか3人で下山されました。
私は居残って今週末に予定されている母親の7回忌用のシキビを取りました。人間牧場内には死んだ母親が植えたシキビと梅林を買った時一緒についてたものが結構あるのです。母親もまさか自分が植えたシキビが自分のために使われるとは夢にも思わなかったに違いありません。私は相手がいたのであいにく運動靴だったため、雨に濡れた畑へは入れず、道端の比較的濡れない場所での採取となりました。そのため横向きの葉っぱが多く、また親父に文句を言われそうでしたが、まあいいかと諦めて二束束ねて車に積みました。
帰りに妹の「くじら」という名のお店に立ち寄り、世間話や他愛のない馬鹿話をしてシーサイド公園まで帰りました。シーサイド公園は連休ということもあって雨にもかかわらずかなりの人が来ていました。友人も沢山たむろしていましたが、午後1時から運動会の午後の部が始まるというので覗いてみる事にしました。
私はこの小学校の学校評議員をしているので、毎年丁寧なご案内があるのです。校長先生や教頭先生と会釈を交わし、少しの間見学させてもらいました。運動場は思ったほどのぬかるみもなく、子どもや先生の背中には尻ばねの後が幾つも見えて、雨で途中中断の跡がくっきり残っていました。私は雨の日の運動会を提唱しているので、まさに今日はラッキーだと思いました。
午後の部の最初は来年就学する子どもへのプレゼント渡し、そして綱引きと続きました。来年も子どもの数は20人を切っていますし、これからも子どもの数の増加は望むべきもありませんが、子どもたちはみんな元気いっぱい競技していました。
早めにおいとまをしましたが、校門近くで異様な光景を目にしました。校門の外で4~5人若いお母さんたちがタバコを吸っているのです。運動場では吸えないので校門の外で吸っているのでしょうが、世の中変ったと思いました。女性がタバコを吸ってはいけない法律は何処にもありません。タバコを吸うことは自由だし、女性を偏見で見る私自身が可笑しいのかも知れません。でも子どもが演技をしている最中に母親がタバコを我慢できないのもおかしな光景だと思い学校を後にしました。
「校門の 入り口付近に たむろして タバコ吸ってる 母親哀れ」
「来年も 二十を下る 子どもたち 風船貰い はしゃぎながらも」
「ぬかるみの 中でオーエス 綱を引く 足跡くっきり 運動場に」
「万国旗 テント紅白 プログラム 鉢巻帽子 黄色声援」