○shin-1さんの日記全部プリントアウト完了
私のような学校でパソコンを習っていない年齢の人間にとって電子文字の文章は、「ひょっとしたら何かの拍子で文字が消えるかもしれない」という不安がいつも頭をよぎっています。多分それは基本も何も分らぬままうろ覚えでパソコンをどうにか使えるようになり、その途中で苦労して書いたはずの文章が登録もせず消えたり、バックアップも出来ない苦い経験をしているからだと思うのです。電子文字はパソコンやディスクにコンパクトに収まるから意味があるのであり、それをプリントアウトすると膨大な資料となって置き場所に困るのは当たり前なのですが、それでもペーパー化しないと気がすまないのがアナログ人間のやることだとしみじみ情けなくなることがあるのです。先日上京した折プリンターのインクを高いなあと思いつつ大量に購入してきたため、父の日の子どもからの贈り物である最新のプリンターに変える前にこのインクを無駄には出来ないと、急遽ペーパーにプリントする事を思いつきました。
2005年9月8日から書き始めたブログの記録によるとその年の9月は29本の記事でしたが、10月51本、11月58本、12月83本、2006年1月64本、2月54本、3月91本、4月81本、5月64本、6月56本、7月50本、8月54本、9月52本、10月32本、11月34本、12月49本、2007年1月31本、2月35本、3月38本、4月45本、5月43本、6月28本と、驚くなかれ昨日まででその合計1122本という驚異的な数字が出てきました。一番多い月は昨年の3月に91本、12月に83本、4月に81本と書いて書いて書きまくっているのです。
最初は気楽に考えてプリントを始めたものの途中で嫌になり止めたいような心境にもなりましたし、インクやペーパー切れの度に挫折しそうにもなりましたが、今朝方まで頑張って何とかプリントアウトを完了しました。百円ショップのダイソーで安物のバインダーを購入していましたので、パンチで穴を開け1ヵ月ごとに閉じこむ作業を行った結果、今月はまだ途中なのでプリントしていないものの21冊の読み物が完成したのです。少し苦労はしましたが今は「やったー」という心境です。
さてこの本の活用ですが、もう少し時間が取れたら一冊ごとに目次を起こし人間牧場の備品にして、このエッセーを素材にして「若松進一ブログ夜話」というお話会でもしようかと考え始めています。拙文や誤字脱字はまだ校正していないので人間牧場からは門外不出にしなければなりませんし、知人友人の名前もかなり実名で出ているのでそのような取り扱いをしたいと思っています。それにしても塵も積もれば山となるもので毎日の積み重ねは平凡ながら続けると非凡になることもよく分りました。多分これからも続く限り頭の鍛錬のつもりで書こうと思っていますが、とりあえず目標にしていた2年間が9月の8日に満了となるので、グレードアップの方法をこれから3ヶ月足らずで考えてみようと思っています。
ブログを始めて幾つかの事に気がつきました。私は拙文ながら文章を書くことは苦にならないのですが、ブログのように毎日書いていると、案外書くスピードが上がるのです。私の一日の日課は朝1本、寝る前一本てな調子で書いていますが、残念ながら長期で旅に出るとその日は否応なしに休止に追い込まれます。携帯用のパソコンを買い求めて旅先でブログを書くことも考えましたが、セミリタイアした私がまるで会社の営業マンのようにそこまでパソコンに身体を沈めてしまう必要はなく、まあ出張中はお休みくらいでいいのではないかと割り切っています。
「書くの裏側に読むがある」、これもブログを書き始めて感じたことです。話題は身近なものほど面白いのですが、そうそうブログに書くような話題も落ちているものではありません。でも飛行機や列車の中で読んだ面白い本や新聞は格好の素材となるようです。これからもどんどん進化していいブログを書き続け、せめて10年くらいは書いてみたいなあと手の届きうるささやかな淡い夢を見ているのです。
「これでよし 落雷なんか 怖くない プリントペーパー 高く積まれて」
「使わずば 積読悪評 叩かれる 生かすも殺すも 知恵次第です」
「読み返し あの日あの時 あんなこと こんなに書いて ウンウンウンと」
「ブログ書き 少しは進化 したようだ 自分に納得 人はどうだか」