○孫は恐竜が大好き
いよいよ孫の春休みも今日と明日で終りです。母親の入院で約10日間双海町で過ごした孫にとって久しぶりのリフレッシュとなり、様々な経験をしたようです。しかし昨日まで、「おじいちゃんが一番大好き」と言っていたのに、母親の退院予定の知らせを聞くと「お母さんとお父さんが一番大好き」と現金なものです。それでもこの2ヶ月余り母親の入院で寂しい思いをしていたに違いないと思うと、何となくしんみりしますが、その寂しさも、幼稚園が春休みで友達のいない寂しさもこれで一気に解決です。昨晩までは私と寝ることを希望していた孫ですが、「明日お母さんが退院したら誰と寝るの」と聞くと迷わず「お母さん」なのです。
このところ私のスケジュールも孫のお守に合わせて休眠中でしたが、やっと開放のきざしが見えてきました。でも新年度の大学シラバス準備やなにやかやと調べものもあるので、もっぱら孫は私の書斎の隅でお気に入りの恐竜模型を持ち込んで目の届く範囲で遊んでいます。孫にとってただ今は恐竜が一番の遊び道具のようです。
この恐竜模型は孫の誕生日にふたみシーサイド公園で買ったものですが、目下のところこれを含めた恐竜の模型で遊び、恐竜の絵を書き、恐竜ごっこで遊び、風呂には恐竜を持ち込み、寝るときは恐竜を持って布団へ入るなど、恐竜なしでは夜も日も明けないようです。それにしても恐竜の名前をよくもまあこれだけと思うほどに覚えています。ステゴサウルス、マッタブラサウルス、プラテノドンなど図鑑と照らし合わせカタカナなど読めないのに、私の読んでやったことを正確に覚えているのですから驚きです。
先日の日曜日孫を私たち夫婦で県立砥部動物園へ連れて行きました。今回が2度目ですが動物園の動物たちも孫にとっては自分の持っているお気に入りの恐竜の仲間に感じるらしく、ワニやスネークといった動物に関心があるようで、鳥や猛獣の前はさっと通り過ぎる程度しか見ません。特にワニには関心を寄せお土産コーナーでは前回ワニのおもちゃを買いました。今回は「動物園には連れて行くがおもちゃは買わない」という我慢の約束を事前にしていたので、おもちゃコーナーも「見るだけね」と自分に納得させていました。「我慢する心を育てる」孫育ては一応成功しているように見えますが、ついつい情にほだされることもあって、気を引き締めています。
孫にとって動物園は見る動物園から感じる動物園に少し変化しているようにも見えました。動物と触れ合うコーナーなどは恐ろしくて遠巻きにして見ていましたが、この日はキーパーさんウサギを抱っこさせてもらったし、温室内を歩く亀に触ったりとかなり積極的になっています。人間牧場での団子虫もそうですが、子どもにとって動植物は最大の友達であるようです。
動物園の出口にはキーパーさんの姿をして写真に写るコーナーがありました。孫とおばあちゃんのツーショットです。
動物園内で友人の山本さん親子に会いました。一緒に役場を退職した娘さんも結婚して子どももこんなに大きくなってびっくりしました。若いおじいちゃんもやはり私と同じように孫は目に入れても痛くないようでした。
帰りに温泉に入り近くの公園で少しの間桜の花見をしました。
自宅に帰ってから潮風ふれあい公園に出かけましたが、かつて私たちが植えた公園の桜も年月が進んでとても綺麗な桜でした。
「春風に 誘われ孫と ピクニック 今が一番 幸せな日々」
「人の子は まるで筍 早育ち スクスク伸びて 何時の間にやら」
「恐竜に なってくれよと せがむ孫 負けて喜ぶ 顔がみたくて」
「桜など どうでもいいと いう仕草 綺麗と言いつつ 顔は横向き」