○逆手塾始まって終わる
前日の準備を含めてこの3日間、宮崎県椎葉村行きの疲れも見せず、逆手塾開催のため人間牧場に入りびたりで、水平線の家ができてから始めて水平線の家に宿泊しました。逆手塾の後片付けをして各方面への支払いを済ませ、やっとわが家にきました。「アー疲れた」というのが率直な実感です。ところがスタッフとして働いてくれた21世紀えひめニューフロンティアグループが道具を水洗いして収め帰ってから、わが家まで送ってくれた事務局長の大野さんのトランクに荷物を置き忘れ、高野川のクリーンセンターまでUターンしてもらい荷物を受け取る羽目になりました。疲れていると仕事がはかどらず、物忘れや考えが散漫で、せっかく書いたブログの記事も保存されずお蔵行きで幻の記事に終わりました。さらに追い討ちをかけるように山口県周南市から60人もの団体がまちづくりの視察に午後4時約束で訪れる計画でした。しかし向こうの約束とこちらの約束違いで1時間も遅れて到着、まさにイライラの連続でした。それでも視察者に罪はありませんので約1時間楽しいおしゃべりをしましたが、7時前の帰宅時はどっと襲う疲労感に「アー疲れた」の連続でした。ふと思うにこの疲労感はやはり私も歳なんでしょうか。
逆手塾は広島県の過疎を逆手に取る会が主催する年に1回の塾なのですが、今年は和田さんや宮崎さんのたっての依頼で人間牧場で開催することが決定し、その準備を進めてきました。何せスタッフを含めると40人の一大イベントなので、そうそう気を抜くこともできず宮崎さんと共催するフロンティアグループの大野事務局長、それに和田さんと私で綿密な計画を作成して準備を進めてきました。一番の不安は出来て間もない人間牧場の施設だけに、どういった使い方があり、どんなトラブルがあるのかまったく予想がつかないということでした。加えて隠れ家にも似た場所であり、道案内が上手く行くかどうか、また宿泊施設として借りた池久保公民館との連携が上手く行くかどうかも心配の種でした。結果的には概ね順調に事をこなしましたが、深夜に帰った山本文子さんが道を間違えて車を大破するというハプニングに大慌てしました。それでも命の大切さを訴える彼女の馬力で何とか急場をしのいだようでほっとしてます。
主催した私としては総じて順調、総じて成果大、総じて納得という結果に終わりました。その裏には全国から集まった参加者は勿論のこと、この塾を企画運営した過疎逆のメンバー、送迎から食事の準備を担当しスタッフに徹してくれたフロンティアグループ、蚊帳を縫ったり風呂を沸かして人間牧場のサービス係りに徹した長男と次男、刺身を造ったり座布団を構えてくえた妻などなどの下支えがあったこらだと感謝しています。今朝和田さんと宮崎さんにお礼の電話を入れましたが、何よりも大きな成果は人間牧場の雄大なロケーションと天候に恵まれたことだと言っておられました。同感同感です。
塾のような催しは施設や設備と違って後には形が何も残りません。地域政策総合センターの井石主任と脇田研究員が最後にトイレの掃除までして帰ってくれた後のガランとした空間は先程までの喧騒がまったく嘘のような静けさでした。でもこの人間牧場に人の営みによって新しい歴史が刻まれ新しい命が芽生えたのです。形に残らないからこそ意味があるのです。感動の法則1×7×5×2=70人から計算すると40人×
7人×5人×2人=2800人の感動を得たことになります。全国に人間牧場の感動の輪が広がり始めました。
「感動は 法則計算 したならば 二千八百 大きな反響」
「心ある 仲間集いて 逆手塾 人間牧場 やっと全開」
「牧場で 一夜を明かし 語り合う 人はそれぞれ 悩み多かれ」
「牧場寄席 これはいけるぞ ネタ本を 作って高座 やがて上がりぬ」
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皆さんパワフルですよね~。
災害後、私達にできることは何? と自問自答しながら活動を続けていますが。逆手塾の人達は最初どのような考えでもって自分達の活動を続けてこられたのでしょうか。知りたいこといっぱいです。