shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年9月20日

○水臭い水の話

 原油の値上がりは今や留まるところを知らないようで、最高値を更新したというニュースにため息を漏らすのは私一人ではないと思います。株もやらず外国旅行もほど縁遠い庶民たる私には、毎日ニュースで伝える株式市場や為替市場よりも原油市場の方が気になるのですからおかしな話です。それもそのはず自家用車を2台持っているわが家では、特に乗車となると毎日乗るものですからガソリン給油の度に毎回5千円弱の金額を払い悲鳴を上げているのです。国道沿いの給油所は1円2円の安売りにしのぎを削っていますが、友人知人のいる私はそんな場所を探すこともできず、海の向こうの砂漠の国の話として諦めるしかないのです。

 アラブの砂漠地帯は豊富な地下資源に恵まれ羨ましい国だとばかり思っていましたら、彼らは「水に恵まれている日本が羨ましい」と言うのです。ないものねだりかもしれませんが、確かに言われてみれば日本は水害などの自然災害は多いものの川も沢山有り水の多さを実感するのです。

 ガガーリンという宇宙飛行士が「地球は青かった」という名言を残すほど地球は水の星です。その地球の水の99.9パーセントは海水で、0.1パーセントが淡水だそうです。しかしそのうち人間が利用できる水は更に0.01パーセントでその水も時代の流れとともに人間のエゴによる汚染がどんどん進行して危機的な状況にあるそうです。

 水といえば私の体だって55キロの体重なのですが、その65パーセントに当る36キロまでが水分だそうです。しかもその体内の水分は約16日で入れ替わるというのです。今年は夏が暑くて熱中症で亡くなる人がいるほどでしたが、仮に水を一滴も取らないと体内の水分が一巡する16日程度で亡くなるのだそうです。

 水は動いているから腐らないので、桶に入れて3日も放置しておくと腐り始めます。ダムは水をためる大きな桶のようなものでしょうが、ダムに澱んだ水は死水のような栄養のない水だといわれています。都会の人が飲んでいる水は一見衛生的で綺麗な水のように思われていますが、実は少し危険な水を飲んでいるのです。私たちが始めて都会に行って水を飲んだ時、言いようのない不味さに鼻をつまんだことがありますが、一見谷川から取水している田舎の水は延性管理もそこそこで汚く感じられますが、ダムの水よりましな水だと自慢して飲んでいます。

 元上司だった今は亡き上田教育長さんが「水は方円の器に従い人は善悪の友による」という言葉をよく話されていました。その当時は余り深く考えなかった水五則という教えも今となっては身に染みるのです。水を飲む度にそのことは思います。また「水は高きより低きに流れるが人は低きより高きに流れる」と文化の話をしてくれたことも思い出します。文化については諸説があるのでこの辺で留め置きますが、文化の高き所へ人が集まるのであれば、文化の花開く町をつくらなければならないでしょう。

 今まで余りにも無頓着で水は何時でも何処でも手に入ると思っていたのに、気がつけば人間が生きてゆくうえで水ほど大切なものはないのです。気がつき始めたのかそこここで浄水器を取り付けたりして水にこだわる人が少なからず増えつつあるようです。いいことです。

  「無人島 暮し始めて 二十年 たった四日で 水は神様」

  「亡くなりし 教育長が 言っていた 水に学べと 口を酸っぱく」

  「水さえも 高きへ向けて 流す人 これこそエゴだ しっぺ返しが」

  「アブラより 水が欲しいと いうアラブ アブラ欲しさに 戦までして」 

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