shin-1さんの日記

投稿者: | 2007年9月10日

○久しぶりのお湿り

 7月14日に台風4号、8月2日に台風5号がそれぞれやって来てそれまで水不足だった四国地方に満水の水をもたらしましたが、それ以来約1ヶ月余り雨らしい雨が降っていません。家庭菜園の里芋などは完全に旱魃の影響で、枯れかけているようです。わが家では今年里芋の作付けを増やしたのですが、残念かな不作に終わりそうです。県内の各地では芋炊きの話題があちこちで聞こえるようになりましたが、芋炊きに欠かせないのが早生系の里芋なのにこれほどの日照りでも、東予の旧土居町や南予大洲市のプロの農家はしっかりと特産の里芋を作っているのですからさすがです。

 この1ヶ月親父の日課は夕方陽が沈み始めると決まったように畑に出て陽が落ちるまで水やり作業に明け暮れました。私や妻はそんなに水をやると育つものも育たないと遠目で見ながら批判していましたが、それでも親父は一生懸命水をやってくれました。最近は天を仰ぎながら降らない雨を恨んだり、「水やりは今年でもう限界だ」などといいつつ、それでもせっせと井戸水を畑に振り撒いているようです。

 昨夜午前3時ごろ外のトタン屋根を叩く雨音で目が覚めました。窓越しに外を見ると宵闇の中でシトシトと雨が降っていました。菜園にとっても水遣りに疲れた親父にとっても恵みの雨だと思いつつ、またひと眠りしました。朝起きてみると雨は止んでいましたが、夏の暑さに乾いていた土地は濡れていて、心地よい朝の風が初秋を感じさせてくれました。

 台風9号が関東地方を直撃して去って行きました。台風といえば九州や四国が本場で、関東地方の人たちにとっては他所のことと思っていたのでしょうが、私の友人が多く住む長野県南牧村では集落が孤立したと新聞が報じていて、心を痛めています。日本一の野菜の産地である南牧村は、今年水不足で野菜が不作だったと中島美人村長さんから毎年届く夏レタスの箱の中に書き込まれたメッセージに書かれていました。その南牧村が今度は雨の被害に会うのですから世の中は何が起こるか分らないものです。ブログ画面を通じて台風被害に対するお見舞いを申し上げます。

 本来ならわが家ではもう冬野菜の作付けが終わっている頃なのですが、降らない雨で畑はまるで運動場のようにカチカチで、鍬も耕運機も歯が立たないのです。親父の姿や言葉も焦りありありで、特に大根作りの名人と噂される親父にとっては、今朝方の久しぶりのお湿りは待ちに待った天からの贈り物のようで、嬉しそうでした。

 先日港でははまちが沢山獲れてそのおすそ分けをいただいたので、そのまたおすそ分けを友人の家に持っていったところ、キャベツやブロッコリーの苗を沢山いただきました。植えようと思いつつ思案はしてもこの日照りでは付かないかも知れないと思って水遣りをして木陰に数日置いておきました。苗をいただいた方から電話が入り、「苗は暗い場所に入れてはいけない」と忠告がありました。苗は自然体で太陽に当てないと痩せ細って体力を失うのだそうです。なるほどと思いつつそれじゃあと思いついたのですが、親父は既にその苗を目敏く見つけ、固い畑を耕して苗を植え、朝晩水遣りを欠かさずやってくれているようです。昼は友人から貰ったという寒冷遮を被せてまるで玄人のような野菜作りです。このブロッコリーやキャベツも昨夜の雨で元気を取り戻しているように見えました。

 連日30度を越えていたテレビ画面の天気予報だと今日の最高気温は30度とか29度まで下がり、残暑といいながら少しずつ季節は動いているようです。

  「お湿りで 大根蒔けると 嬉しそう 親父の顔に 正気が戻る」

  「僅かだが 季節の変化 感じ取る セミの鳴き声 最後のあがき」

  「さあ秋だ 忙しくなる 何もかも カレンダー見て 心引き締め」

  「気が付けば 二人だけにて 食事する 部屋のガランに 虫の鳴き声」

 

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shin-1さんの日記」への1件のフィードバック

  1. 住民

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    被害にあわれたのは、群馬県の南牧村(ナンモクムラ)、高原野菜の長野県南牧村(ミナミマキムラ)

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