shin-1さんの日記

投稿者: | 2006年6月29日

○横たわるのはトドかアマノジャクか人間か

 アマノジャクという見たこともない動物がいるそうです。私たちの地方では「あんたはアマノジャクじゃねね」というような使われ方をしますが、そのアマノジャクが島根県益田市に住んでいます。学校の先生でありながら派遣社会教育主事を経験し、今は地域コーディネーターとして益田市の教育委員会で生涯教育の仕事をしている大畑さんという友人です。彼が別に変わった人という訳ではありませんが、親しみを込めて私は彼のことをそう呼んでいるのです。彼は学社融合、つまり学校と地域が子どもたちのために連携することの必要性を説き、その実践を綺羅星セブンなどと変わった表現で広域的にやっているこの世界では草分け的な人間なのです。ややもすると理論先行で実践が伴わない教員の世界にあって彼は別格で、次々と実践して成果を挙げているのです。実践現場での彼の活躍は多くの支持を集めています。その意味からいうと彼は「アマノジャク」なのです。彼の主催するシンポジウムに招かれ彼と出会ってから交流が始まりましたが、いい意味での刺激をお互いがし合っているのです。

 数日前出張先の島根県隠岐の島へいきなり携帯電話がかかってきました。「6月28日に四国高松へ出張するので帰りに人間牧場へ立ち寄りたい」と言うのです。私は日程表に目を通し「この日は松山でアシスト事業の重言が予定されているのでアウトだ」と告げました。普通の男だとこれで諦めます。ここからがアマノジャクたる彼の真骨頂なのでしょうが、「少しの時間でもいいから」と食い下がってきました。出張先の高松からは当然無理だとは思いつつ、「朝9時からなら」と意地悪い返事をしました。「分りました必ず」とまあ一方的な約束です。半信半疑で私は昨日彼を待ちました。ところが9時きっかりにわが家へ彼は着いたのです。多分この時間に着くのには相当早く旅先を出たのでしょうが驚きました。まるで若い頃の私のようなエネルギッシュな立ち振る舞いです。同伴者は知人の寺戸さんで、彼のどでかい外国産ジープに乗ってやって来ました。

 私は二人を妻愛用の山登り専用車に乗せて人間牧場へ向かいました。写真の左が大畑さん、右が寺戸さんです。

 二人は島根県で公民館主事の寺戸さんの田んぼで合鴨農法を実践したり五右衛門風呂を作ったり、多彩な実践をしているのですが、わが人間牧場には驚いた様子でした。

 寺戸さんが思わずウッドデッキで自由なポーズを取り始めました。裸体の女性ならまだしも、中年太りのの寺戸さんはまるで横たわるトドのようだと思わず大笑いをしました。彼ら二人は束の間の短い時間でしたが人間牧場のコスモス空間に触れ、わが家の煙会所や海舟館を見学し、何事もなかったように去って行きました。

 私の所へは「会いたい」「人間牧場を見学したい」と毎日のように各方面から連絡が入ります。その都度丁寧に対応をしているつもりですが、いかんせん私も多忙な人間なので、断る場面もしばしばあります。大畑さんも尋常なら人間牧場へは来れなかったでしょう。アマノジャクだったから来れたのです。「来るな」といったら来るような積極的な人間が私は大好きです。大畑さんも寺戸さんもアマノジャク的な生き方をこれからもどんどん続けて大きく成長してください。

  「島根から 来るなと言うのに やって来た アマノジャクだな 俺とお前えら」

  「人に会い 人に教えを 請うてきた 巡りて俺に 教え請うとは」

  「寺戸さん まるで太った トドのよう でもいい感じ 写真は語る」

  「甘夏の 畑分け入り ハサミ摘む 酸っぱい果実 彼らとともに」

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