〇不幸中の幸い
予定だと昨日8月6日は、3月17日の検診で予約を取った左足外反母趾の手術日でした。ところが事前の検診日であった4月5日の検診最中に、予約を取っていた別の患者さんが心電図で引っかかり、4月15日に予定していた全身麻酔による手術ができなくなってキャンセルが出たため、急遽その穴埋めとして私に入院手術をしてはどうかと主治医の先生から打診がありました。一も二もなくその場で快諾し、早速その日に手術のための様々な検査を行いゴーサインが出たのです。
4ヶ月も早い入院や手術に多少戸惑いを隠せませんでしたが、予定通り4月15日愛大附属病院へ入院16日手術、その後リハビリのため伊予病院へ転院して2ヶ月過ごし、無事6月2日に退院し自宅療養をしながら現在に至っています。外反母趾の患いはある意味不幸でした。しかし手術日が4ヶ月も早まったお陰で苦労はあったものの4ヶ月経た今は左足はほぼ回復し、今では杖なしで歩けるようになったのですから、不幸中の幸いとしか言いようがありません。
私が入院中愛媛県内では新型コロナの感染を防ぐ蔓延防止法の指定を受けていて、全ての行事がストップしたたため、私の予定していた日程にもそれほどの影響もなく、退院してすぐの6月・7月は目の回るような忙しさでしたがそれも落ち着き、それなりの日々を過ごせています。今日本は新型コロナの爆発期の渦中にあって、急を要する手術以外は自粛の方針が示されているようで、もし予定通り8月6日だったら、先送りされたかもしれないと思うのです。
不運と幸運は人生にとってつきものです。入院して別の病気が見つかる人もいます。また手術が上手くいかず新たな火種を抱えて難儀をする人もいます。私の場合はその逆で幸運を拾うことができました。今朝は再会した朝のウド―キングの途中、何人かの人に出会い立ち話をしました。その都度足の手術のことを話し、相手の人や近くに住む人の体調話を聞きながら、自分がもうそんなに若くはないことと健康の有難さをを実感しました。
「予定だと 8月6日は 手術日で 予定表には あれこれ書かれ」
「今頃は 手術を終えて ベッド上 うなっていたに 違いあるまい」
「不幸だと 思っていたが キャンセルで 手術早まり 幸いなりぬ」
「わが人生 病気の度に 起き上がり 幸運拾う 有難きかな」