人間牧場

〇立派な鯛が届きました

 昨日の昼過ぎ漁師をしている息子の同級生がわが家へ、立派な鯛を届けてくれました。魚の粗調理を私が担当することを知っているので、息子夫婦が留守のことを承知のうえでの持参でした。私は若い頃漁師をして鯛を獲っていたし、わが家は代々鯛漁師だったので、鯛は見慣れていますが、この鯛は丸々と太った恵比寿様が小脇に抱えている鯛に似ています。

息子の同級生の漁師さんが鯛を届けてくれました

 見惚れていたいほどのの鯛でしたが、早速専用の鱗剥ぐぎ器で鱗を取り始めましたが、金輪輝く鱗は格別大きく、そこら辺に飛び散りました。頭を落とし内臓を取り除き3枚に下ろしましたが、普通に切って刺身にすれば20人前は取れるほどでした。ヒハラと骨も煮つけ用にしましたが、厄なのははカブトを真っ二つに割る作業です。

 大きな出刃包丁でも割れず、結局出刃包丁の上を専用の金槌で叩いて割りました。こんな粗料理は素人では無理で、鯛を丸々1匹貰っても料理することのできない家庭も多いようです。カブト煮や酒蒸しにすると飛び切り上等な味を楽しむことができるのです。田舎の漁師町に住んでいる故にこんな贅沢を毎日のようにしています。

 鯛は目出度い魚で、歌に出てくるめでためでたの若松様にも通じます。今年は殊の外鯛が良く獲れ、新型コロナの影響で販路が限られダブつき気味で、わが家へもよく鯛が届き極上の味を楽しんでいます。この日はタコも4匹届き早速塩揉みをして滑りを取り、茹蛸にして食べました。若嫁は茹蛸でタコ焼きをしたようです。田舎暮らしは楽しいです。

「丸々と 太った綺麗な 鯛届き 早速私 粗調理する」

「金鱗を 鱗取り器で 剥がし行く そこら飛び散り 有無を言わせず」

「縁起良い 鯛が届いて お目出度い 今日は大安 何かいいこと」

「田舎ゆえ こんなご馳走 当たり前 私の元気 魚と野菜」

 

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