〇若嫁の奮闘
若嫁の母親が腰の大たい骨を転んで骨折し、緊急入院したため、若嫁の暮らしがにわかに忙しくなってきました。今までは週4日松山で喫茶店を営む実家へ、半日程度パートで働きに行き、週末3日は家族とともに比較的穏やかな暮らしをしていました。友人と一緒に始めていた幼児英語教室もできなくなり、毎日目の回るような忙しさのようです。
子どもが今年から1年生になったので、まずその世話と何年かに1回回ってくる組長の仕事もあり、今回の母親の骨折入院が忙しさに追い討ちを掛けているのです。
若嫁は入院1ヶ月、リハビリ1ヶ月の週間スケジュールを図表に書いてダイニングの壁に張り出しました。こうすれば息子や私たち夫婦も、孫たちにも一日の過ごし方が共有できるのです。喫茶店の営業は基本的に日曜日が休みだけで、昼から夜9時まで開店しているため、店員さんとスケジュールを組んで、母親のやっていた仕事を分担するのですが、その差配や日々の準備はお父さんと若嫁がしています。若嫁は自宅の食事作りや、時にはお父さんのおかず作りもしなければなりません。わが妻も95歳の親父の介護世話もあるので、孫たちの面度を全て見ることもできないのです。
幸い自由度の比較的多い私が、児童クラブや保育園へ孫を迎えに行ったり、風呂に入れたり、寝かせたりなどの手助けを言い訳程度手伝っているのですが、私は戸惑うばかりだしスケジュールもかなり入っていて、余り役に立っていないというのが正直なところです。
先日若嫁の母親が入院している病院へ、妻と一緒に見舞いに出かけましたが、手術も無事終わり順調に回復しているようで、今後は近くのリハビリ専門の病院へ転院して、リハビリを受けるようだと若嫁から説明を受けました。中心となっていたひとつの歯車が故障すると、全ての歯車がかみ合わなくなるものだと実感しながら、とりあえず後一ヶ月、負荷のかかり過ぎた若嫁の歯車を上手く回してやりたいと、みんなが思っている今日この頃です。
「若嫁の 母親腰の 骨を折り 緊急入院 若嫁大変」
「私にも 少しはできる こともある 思ってみても 役にも立たず」
「歯車は ひとつ狂うと 皆狂う 傷んで分る 家庭歯車」
「さあ今日も みんなで支え 合いましょう こんな時こそ 真価を発揮」