人間牧場

〇出雲大社に参拝(その4)

 自宅を午前6時30分に出ていよ上灘から松山経由で観音寺まで列車に乗り、合流した高知県馬路村の木下さんの車で瀬戸大橋を渡り、米子経由で玉造温泉、出雲の畑を見学し、やっと午後4時過ぎに出雲大社の近くにある老舗旅館「すたに」へ到着しました。宿の主人の案内で「亀」という、皐月の咲き誇る庭が一望できる一人部屋に落ち着きました。木下さんと青砥さんは2階の部屋のようでしたが、島根県出身の勝手知ったる青砥さんが車を駐車場へ置いて帰ってきたので、3人で揃って出雲大社へ参拝に出かけました。ほんの数日前天皇家のご婚儀が発表された渦中だけに、どこか喜びや賑わいが感じられたのは私だけでないようでした。大きな鳥居をくぐり長くて広い松林の参道をゆっくりゆっくり拝殿前まで歩きました。

出雲大社にて
出雲大社にて

 出雲大社へはこれまでにも何度か来ていますが、伊勢神宮と同じく日本を代表する格式の高い荘厳な大社だけに、そこここに見るべき物があり、特に古事記や風土記に書かれた神話の国出雲でもあるので、心が洗われるような清々しさを覚えました。この日は土曜日の夕方ということもあって、いつになく参拝客も多いようで、そこここで神々への畏敬の念を持った祈りの仕種を見るに付け、日本人の礼儀の正しさに感心させられました。出雲大社は広大な敷地なので全てを見学することはできず、ましてや社殿内や本殿へは立ち入り禁止の聖域も沢山あるので、お参りをしたあと門前町を少し見学して、早々に旅館へ戻り、結婚披露宴の会場となる割烹看雲楼へと歩いて向かいました。

新郎新婦入場
新郎新婦入場

 看雲楼は格式の高い老舗の料亭ですが、新婦安井未紀さんの実家と聞き及んでいて、50人余りの小さな宴席ながら心のこもった料理の数々が並び圧巻でした。驚いたことに桜で有名な東温市の高岡さんご夫妻も見えられていたり、島根県庁の顔見知りの面々も沢山いて、すっかり打ち解けた披露宴となりました。ちなみに結婚式はごく内輪で出雲大社の神前で厳かに行なわれたようで、披露宴の会場でその様子もDVDで見せていただきました。
 新郎新婦が入場して最初のあいさつを新婦がしてビックリしました。また余興で高知県馬路村の木下さんがマジックを、私もサプライズ指名されて落伍の一席を披露する等、四国パワーを爆発させ花を添えました。その夜は披露宴に続き近くのスナックを借り切って、仲間たちが二次会を開きました。私たちも誘いを受けて参加しましたが、夜11時頃まで楽しいお喋りをしました。

  「日本の 代表神社 こりゃ凄い 何度行っても 度肝抜かれる」

  「賽銭を 入れて二礼し 厳かに 拍手しながら 健康感謝」

  「割烹で アットホームな 披露宴 隣の人と 差しつ差されつ」

  「新郎と 新婦を前に 落伍する サプライズ余興 指名のままに」 

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