人間牧場

〇野獣からスイカを守る網囲い作業(その2)

 昨日は松山市役所と愛媛大学の人たちが、来月5日に人間牧場で開催予定の研修会の打ち合わせにやって来るので、午前中家の東屋で蜜蜂の巣箱の重箱を作ったり、設置したり、また晩生ジャガイモを掘ったりの農作業をしましたが、汗をかいたのはスイカを網で囲う作業でした。スイカ畑の四方に鉄パイプを9本打ち込み、前もって山から切り出していた竹棒を縛りつけて行きました。昨年までは年老いた親父が何かにつけて差配し、手伝ってくれていましたが、今年からは口も手も出さなくなり、私一人の作業なので中々はかどりませんでした。

スイカの網囲いができました
スイカの網囲いができました

それでも2時間ほどでその作業を終えいよいよ網張りです。漁師さんからいただいている目の荒い流し網を倉庫から取り出し、縦網で周りを囲い、最後に上に網を被せ網でスイカ畑をスッポリ覆ってしまいました。これでハクビシンとカラスへの備えはできましたが、はてさてこれで野獣の食害からスイカを守れるかどうか、少し不安な気持ちも漂っています。様子を見に出てきた親父が、「これで大丈夫だ!!」と太鼓判を押してくれましたが、ハクビシンやカラスに聞いた訳でもないので、これからは折に触れ見回りたいと思っています。

 スイカは一昨日ハクビシンの被害に遭った3個を除けば、今のところ順調に育っています。4株植えた親株から枝分かれした新芽が四方八方にどんどん伸びて、今年の雨は適当なお湿り程度で長く続かないため、スイカの花の歩留まりもいいようで、4本の親株に既に30個近くの実がついていて、小指大のスイカの真新しい実も見られることから、多分目標どおり一株10個、合計40個は収穫できるものと思われます。既に竹棒に番号と実の留まった日付を紙片に書き入れて、30本ばかり立てています。聞くところによると大玉は35日、小玉は30日すれば食べられるとのことなので、あと10日もすれば食べられるようです。

 スイカは私の大好物です。6月22日は長男息子の誕生日だったので、妻は今年初めてスイカを買って来て家族全員で食べましたが、味は甘くて美味しかったものの、まだ少し高値感がして贅沢な感じもしました。今年は味や出来はさて置いて、自分で作ったスイカの味をしっかり堪能し、来年につなげたいと思っています。スイカを作り始めると不思議なことに、近所の人の畑が気になるものです。今まで何げなく見ていた近所の人の畑にもスイカが作られ、私と同じように被害に遭わないよう、網囲いがされているようです。私より上手だとか下手だとか思いながら散歩するのもまた楽しいものです。

  「菜園の スイカ野獣に 狙われて 早くも被害 早くも対策」

  「網囲い したがどこかで この様子 花唄交じり ハクビシン見てる」

  「目標の スイカ40個 できるかも その前提は 野獣に勝つこと」

  「後10日 すればスイカが 食べられる 今年の夏は 楽しみ増えて」

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