〇親友の結婚披露宴に出席するために(その2)
高知県庁の青砥さんが運転し私が助手席へ、そして車の持ち主のである馬路村の木下さんを後部座席に乗せた一行は、快晴の中瀬戸大橋を順調に走りました。木下さんも青砥さんも顔見知りなので、車の中は何かと賑やかで、積もる話に花を咲かせました。見覚えのある幾つもの谷を越え山を越え、トンネルを抜けて蒜山高原サービスエリアまで行き、伯耆大山の絶景を目の前に昼食を取りました。そばの好きな私につられて、木下さんと私は蕎麦と野菜の丼セットを注文、青砥さんはおこわセットを選び、それぞれ満腹の手合いでした。
招待されている南さんの結婚披露宴は午後5時30分受付開始、午後6時からなので3人で相談し、玉造温泉と縁結びの神様出雲大社を見学することにしました。島根県出身の青砥さんの案内で、米子経由で玉造温泉街を見学しました。天下に名だたる玉造温泉だけあって、久しぶりに訪れましたが、そぞろ歩きができるよう街の真ん中を流れる川周辺もしっかりと整備され、すっかり綺麗になっていました。また願い石などの縁結び物語づくりも抜け目なく、いい雰囲気でまちづくりが進められていました。
またそこここに小さいモニュメントブロンズ像も配置され、それらをスマートフォンや携帯電話で自動シャッター撮影で自分や恋人とともに写せるカメラ置きも、真似したいアイディアでした。今話題の化粧品を売る店にも立ち寄り、木下さんはきめ細かな泡立ち石けんで顔を洗わせて貰い、私は野菜ソムリエに青砥さんが配合してもらったスムージーを飲ませてもらいましたが、中々の味でした。
ただ惜しむらくは水辺に花がないことでした。私だったら水辺に映えるアジサイや花菖蒲を植えて世話をすれば、この時期多くの観光客が呼べるのにと、色々な思いついたアイディアを3人で紹介し合いました。また夏祭りイベントを20日間以上もやるのであれば、両岸にかかる沢山の橋に公募で名前を付け、順番に橋を主役会場に変えていくアイディアも面白いと思いました。