○人間牧場にて
人間牧場の水平線の家にウッドデッキが造られています。このウッドデッキは重宝なもので、冬こそ窓で仕切られていますが、春から夏、夏から秋にかけては雨の日を除けば観音開きのような戸を開け、室内の25畳とほぼ同じ25畳が一体になって使えるよう設計されているのです。私の希望を叶えてくれた設計者の長男に感謝しながら、色々な集会に合わせて便利に使っているのです。
ウッドデッキの空間は背後の水平線の家が二階建てのため背後天空を通る太陽の光を遮る影の部分があって、この日陰が何ともいえない癒しの部分にもなっています。この日陰は夏の暑い日の草刈の後の昼寝の場所としても最適で、昨日などは日焼けを気にする女性のためのスポットとして利用されていました。
私と息子は陽ざらし雨ざらしのこのウッドデッキをできるだけ長持ちさせるために、半年に一回メンテナンス作業として防腐剤を塗る作業をもう5年間も行ってきました。ウッドデッキは特に若い人たち誰もが憧れ、自宅にウッドデッキを造っている家を最近よく見かけるようになりましたが、高温多湿の日本では防腐剤を塗らずにほおっておくと、まず5年くらいで継ぎ目や割れ目、釘穴から水分が入って腐り始め、10年もすると危険で使えなくなるのです。息子と私のほどよい手間によってまだ腐ることもなく大切に使っています。
私は時々暇さえあればこのウッドデッキに背もたれ椅子を運び出して、その植えに寝転んで瞑想にふけったり読書をしたりします。最近異動で島の警察に転勤した息子の部屋で要らなくなった少しお洒落な背もたれ椅子をいただいたので、長男が買ってくれたものt含めて2台になりました。
昨日はこの2台を運び出して孫朋樹と二人で雑談にふけりました。いつの間にか孫朋樹も小学2年になりすっかり大きくなって、背もたれ椅子が似合うようになってきました。椅子を出してカメラを置き自動シャッターでツーショットの写真を撮りました。
ウッドデッキに椅子を置いて写真を撮ると、バックの青い空や海、水平線や島々をバックに何となくアートを感じる写真が出来上がるのです。放射線状に張られたデッキの板や、誰も座っていない椅子、そして椅子の陰が何か主張のようなものを感じさせてくれるのです。近々いい日和を選んで人間牧場へ行き、そこここの光と影を撮影したいと思いました。
人間牧場で面白いものがあります。ウッドデッキの両側に植えた訳でもないのに勝手に2本の杉の木が生えました。癒えの直ぐ横なので土台を狂わせないために本当は切るべきなのでしょうが、実はこの木は人間牧場成長の証にしようと考えました。しかも人間牧場とともに育っている孫朋樹を結びつけて「朋樹の木」と命名しました。最初は朋樹より小さかった杉の木も今では朋樹を追い越して3倍くらいの大きさに伸びているのです。
これからも人間牧場のシンボルとして大きく育って欲しいと願っています。
(孫朋樹の3倍に伸びた朋樹の木)
「牧場の ウッドデッキで 瞑想に 耽りウトウト ついつい昼寝」
「いつの間に 杉は軒先 近づいて 孫も負けじと 日々に成長」
「窓開けりゃ ウッドデッキが 広がって 色々知恵が 浮かんで消える」
「今年また 季節巡りて 年重ね 少しゆとりの 春を向かえる」