○平城遷都1300年祭り
世界遺産めぐり旅の最後は平城遷都1300年の会場となっている国営歴史公園を見ることです。見渡す限りの広大な敷地に様々な祭りの準備が進められていました。わが国が世界に誇る歴史文化遺産「平城宮跡」(特別史跡・国営歴史公園)を舞台に、半世紀にわたる発掘と研究、保存と復元の成果を踏まえ、平城京の建設と国づくりにかけた人々の情熱と知恵に触れ合う特別な展示・催事を展開しようとするもので、本格的なフィールドミュージアムを目指しているようです。
平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターであるセント君などの話題は新聞やテレビで見聞きするものの、その内容については知る由もなく、ただ漠然と会場周辺を散策しただけなのですが、私で二会場では千人余りの人が集まってプレイベントをやっていました。このイベントは今月4月24日から11月7日まで開かれる予定のようで、願わくば再度訪れ一日がかりでその内容をつぶさに見て歩きたいと思いました。
今回は僅か一泊二日の世界遺産を巡る奈良県の旅でしたが、実に多くの日本のまほろばともいえる文化に触れることができました。私たちは日々の暮らしに追われて、教育・文化的ゆとりのないまま時を過ごしていますが、訪ねれば日本の基底に潜む文化をいくらでも体感できるのです。そのことは日本人としての誇りを持つことにつながるのですから、これからも折にふれ気に留めて訪ねたいと思った次第です。
今回の旅のつれづれに、仲間たちと雑談しながら、人生とは何かということについても話し合いました。自分の将来や終わりの予測がつきかけた今、なすべきことは何かについても話し、自分の進化や社会への貢献を誓って分かれました。
来年は飛騨高山の合掌造りを雪の積もる年明け早々に見に行くことが決まりました。お金を貯めて是非参加したいと思っています。
「二日間 奈良の都を 訪ねたり 心に染みる いい旅でした」
「来年は 雪の降る頃 飛騨訪ね 異文化触れる 旅を計画」
「訪ねれば 訪ねるほどに 深くなる 心の井戸は 底さえ見えず」
「気の遠く なるよな時空 体感す 桜今年も 変わらず咲き散り」