○新生双海中学校開校式
先日双海中学校の開校式に出席しました。今は無位無官の私ですが、これまでに引き続いて新しい学校の学校評議員に就任して欲しいと要請があり、断る理由もないためお引き受けしたための案内でした。
少子化の影響で追々細りだった中学校も、二校の統合によって33人の生徒が入学し、90人の中学校が誕生、久しぶりに活気に満ち溢れた学校となりました。
新生双海中学校の校舎はまだ建設中で間に合わず、仮校舎でのスタートとなりました。この日は小雨が降るあいにくの一日でしたが、校庭の桜はまだ少し残っていました。
プレハブ職員室の玄関先で受付をしていたのは、この三月に閉校した下灘中学校で教頭をしていた中嶋先生でした。この度の異動で上灘中学校は校長も教頭も異動したため、地元出身の中嶋先生が学校のまとめ役として春の異動で双海中学校の教頭に赴任してきたのです。
私たち一般来賓は旧職員室を改造した図書室に案内されました。統合したため下灘からも来賓が多く参列していて嬉しい限りでした。
式は市長さんも出席して校章の染め抜いた校旗が市長さんから校長さんに授与され始まりました。校歌・校章の作詞者・作曲者・デザイン者などが招待されて壇上に並び、式辞や祝辞の後、それぞれが製作の意図を話されました。
この日は開校の模様を難解放送テレビが取材に来ていました。取材に来ていたアナウンサーの和気さんは子どもの頃、私が代表を務める21世紀えひめニューフロンティアグループの主催した無人島に挑む少年のつどいに参加した経験のある顔馴染みのある方で、久しぶりに名刺を交換してお話をさせてもらいました。この日の模様は夕方の難解放送ニュースで紹介されました。
隣の席に座った上田元町長さんと久しぶりに色々なことをお話しました。学校統合は私が教育長をしていた折、町内全域でアンケート調査を実施知るなど、学校統合のための合意形成を町長さんとともにしてきま、した。そのため、色々な準備や協議で関係者は苦労したものの、他の地域の人が不思議がるほどスムースにその点では上手く事が運んだように思うのです。そのことを知っているのは上田さんと私ぐらいかもしれませんが、草の根的にいささかなりのお役に立てたことをお互いがひそひそと喜び合いました。
新しい学校がスタートしました。私も学校評議員として他の4人とともに、いい学校を作る手助けをしたいと思っています。
「終わりあり 初めがありて こもごもの 歴史の重さ しみじみ思う」
「今思う 水面下の やりくりを つじつま合えば それも忘れて」
「『実はねえ 子どもの頃に 無人島』 アナウンサーの 顔に見覚え」
「無位無官 なのに案内 届きたる 言葉に甘え 式に参列」